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【IRって知ってール?】フリーでも使えるギター用キャビネットインパルスレスポンスデータの使い方

投稿日:2019年11月6日 更新日:

こういうおやじギャグを言うようになったら本当におじさんだと思ってます…どうもひびきですw

というわけで皆さん早速本題ですが、IRって知ってますか?

あー毎日乗ってるよ。SUICAでピッとやってね!

ってそれはJRや!!

えー…

いい加減にしておきましょう。。w

昔からですけど各界隈で色んなアルファベットの略語があって全部覚えるのって大変ですよね。

そんな本日ご紹介する『IR』はミュージシャンやDTMerなら聞いたことがある人も多いかもしれない

インパルスレスポンス

のお話です!

僕も存在は知っていたくらいで実際にちゃんと使っていたわけではなかったのですが、最近やたらと聞くようになって何やらその評判が良いとのことで、こりゃ一度試してみなきゃなと実は結構前から思っていたんですよね。

それで色々調べたり試したりしてその効果の程と恩恵をかなり感じることができたので、ようやく記事を書くに至ったというわけです。

まだよく分かっていない、IRってなんぞ?興味はあったけどイマイチ使い方が分かっていない方等々…是非この機会に導入してみてください!

IRとは

というわけで簡単な知識のお勉強から。

そもそもIRってなんやねんって話なんですが、先程もお伝えした通りインパルスレスポンスの略称でして、一言で言うなら機材、音響環境、再生システムそれぞれが持つ音の特性を記録したオーディオファイルのことなのですが、近年のDTM界隈ではこれを用いて主にリバーブやギターアンプ等のキャビネットのシミュレートがされています。

もっと深く知りたい人はこちらをお読みください!
https://line6.jp/blog/4786/

先程も伝えた通りこのIRデータ、実は皆さんも馴染みの深いオーディオファイルであるWAVEデータ(.wav)となっていまして、WAVなのでもちろん再生ができるわけなんですが、再生すると「ブッ」って一音ノイズらしきものが再生されるだけの1秒もないデータで、なぜこれで空間やマイクで録った環境がシミュレートされるのか上記の記事を読んでも全く理解できませんでしたが、そんなことが出来てしまうのが、この「IR」というものになります。

IRを使う方法

さて、そんなIRはどのように使われていて、どのように導入すれば良いのでしょうか。

今回紹介したい部分としてはギターアンプキャビネットが主なので、そこを中心にご紹介しようと思います。

ギタリストやDTMerの皆さんは何かしらIRに対応したプラグインや製品をお持ちかと思いますが、近年の有名どころを羅列するなら

ソフト

Positive Grid – BIAS Amp 2

Waves – PRS SuperModels

Line6 – Helix Native

Tow notes – Torpedo Wall of Sound lll

ハード

Kemper Profiling Amplifier – Kemper

Fractal Audio Systems – Axe-Fx III / AX8

Line6 – Helix Floor / HX Stomp

Positive Grid – Bias Head / Bias Rack

YAMAHA – THR30II

Tow notes – Torpedo C.A.B. / Torpedo Live

MOOER – GE200 / GE300

HeadRush – Pedalboard / Gigboard

ザッと挙げてもこのくらいありまして、多用されているのがお分かりいただけるかと思います。

上記は全て有料で、ソフトはまだしもハードは高いものが多いので、予算をかけずにIRを一度試してみたいという方は、フリーソフトのこちら

SLT Tones – EMISSARY PLUG-IN BUNDLE

をお試しください!

悪そうな見た目してるでしょ?w

これはEMISSARYというヘッドアンプNadIRというIRローダーキャビネットがセットになって、無料というヤバイパッケージになっていますw

NadIRは昔から単品でも配布されていたので使っている人も多いかもしれませんね。最近Ver.2になったみたいです。

ライン直や他のアンププラグインにNadIRだけをかましても良いし、アンプも付いているので、激しめのジャンルを好む人であればこの2つのセットだけでギターはそこそこいけちゃいます!

ちょっと話が逸れましたが、このような何かしらのIR対応ソフトかハードを用意していただいて、あとはそこにIRデータを読み込ませるだけでIRは簡単に使えます。

むしろどの製品も最初からIRデータを使っていて、それのおかげでキャビネットがシミュレートされていたというわけですね!

じゃあ今までIRを良く知らなかった人も、知らず知らずのうちに使ってたんじゃんってことなんですけど、実はそのIRもサードパーティー(外部)製のものが沢山あって、それ単体でも販売されていて、今使っている製品もIRデータを変更するだけで音が激変する可能性があるので、それを試して欲しいというのが今回の主題なんです!!(ここまで長かった…w)

早速試してみよう!

というわけで実際にやってみましょう。

今回はギタリストなら持っている人が多そうなベストセラーアンプシミュレータープラグインの「BIAS Amp」を使って解説していきます!

まずはBIASのデフォルトプリセットを使ったこちらをご覧ください。

BIAS Default Preset:5153MKⅡ

デフォでもかなり良いんですけどね。(敢えてアンプの設定も一切触っていません)

これに外部IRを使うと更に音作りの幅が広がるんです!

その他のプラグインや機種をお持ちの方も調べればすぐに導入方法が分かるので、今回紹介する方法を応用して試してみてください。

というわけでお馴染みのBIAS、開くとアンプが出てくると思いますが、好みのプリセットや音作りをして、アンプ上に表示されているキャビネットの項目を押すとIR Loaderが出てくるので、それを選択します。

そしたら出てきたIRローダーの「LOAD」を押して、あとは任意のIRデータを読み込むだけ!

なーんて簡単なんでしょ。

BIASってキャビの種類はまぁまぁあるものの、マイクは2種類しかなくて、結構どれも絶妙なんですよね。(BIAS 2にすると4本から2本を選択できるようになります)

良いんですけど、美味しいところが出てないというか。

それが好みのIRを読み込むと、あら不思議!

BIAS AMP & Kenji Suzuki Original IR

めっちゃ良くなります。

試しにIRを挿し替えてもう1つ試してみました。

BIAS AMP & OwnHammer 412 MES-ST IR

何これ…可能性無限大じゃん!!

しかも今回使ったIRデータは全て無料で配布されているものです。

いやーびっくらこいた!

さいごに

いかがだったでしょうか?

僕のようにIRって良く知らんかったって人は感動していただけたんじゃないでしょうか?

最後に無料で配布されているIRデータの出どころを紹介しておくので、ちょっと試したい人は上のEMISSARY PLUG-IN BUNDLEと一緒にお試しください。

ちなみにEMISSARY PLUG-IN BUNDLEに好みのIRを挿して音作りをするとこんな感じ。

EMISSARY PLUG-IN BUNDLE & RedWirez Marshall 1960A-G12Ms IR

聴けば分かる通り手前のアンプ部分の良し悪しがかなり左右するみたいですね!

その点でBIASはやはり超優秀!!

こちらが使用したIRたちです。

どれもめちゃくちゃおすすめ!

鈴木健治さんのIRは1つだけですが死ぬほど良い!何に挿しても劇的に良くなる!!多分魔法がかけてありますw

OwnHammerはMESA Boogieのキャビ(2001 Mesa Boogie Standard slant 4×12 cabinet)なんですが、これ無料で良いの?!ってくらい色んなマイクで録られたIRデータが入っています。

個人的には「Quick-Start」フォルダに入っているAKG414のM+(ミッドブースト)データが超好み!

RedWirezは僕の大好きなMashallの1960AキャビのIRデータがこれでもかってくらい入っています。これも無料で良いの?!って感じw

サンプリングレート別、マイク別、その中でもスピーカーのマイクの位置と距離別にめちゃくちゃ入ってます!!ほんと引く程入ってる…ww

でもその分試し甲斐ありまくり!

前述で紹介したNadIRを使えば、同時に2つのIRを読み込んで混ぜられるので、例えばSM57のConeEdgeの0距離と、Neumann U87のCapの12インチの距離に置いた音とかを再現できるわけです。

もうそれぞれのIRデータを紹介するだけで1記事書けそうなレベルなんですが…w

やばすぎーー!!!(錯乱)

ほらほら、これであなたのIRの扉も…

開いてール

お後がよろしいようでーww

こりゃしばらくIRにハマりそうです。

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