
ごきげんよう!
今回は珍しく何のお役立ち情報でもないただの考察記事です。
日本のブログ記事にはあまり情報がまとまっていなかったので、僕が調べた限りの考察を書き記しておこうかなと。
テーマは表題の通りiPad Air 3の「ホワイトスポット」に関してで、他では「輝度ムラ」や、海外では「ブライトスポット(Bright Spot)」とも呼ばれていたりするものです。
症状が出ていて心配になっている人も多いと思うので、原因と思われることや海外での反応を僕の考察も交えてご覧いただければと思います。
一応先に行っておきますが、現状有償修理以外に打つ手はありません。(初手で絶望させていくスタイルw)
個人的には結構由々しき問題だと思ってるんですけどね~。
皆さんのご意見も是非お聞かせください。
それでは行きましょう!
目次
ホワイトスポットとは
そもそもなぜこのテーマに立ち向かうことになったかと言うと、以前に書いた通り、当該機種のiPad Air 3を友人から譲ってもらって、去年買ったばかりということもあって状態も良く、有難いなぁと感謝しつつ、せっかくなのでブログにも活かしていこうとiPadを使っての検証や実験を行っていたところ、ふとした時に画面の違和感に気付いたことから始まりました。
それがこれ。

通常時には全く気づかなかったんですが、画面が白い時のみやたら気になる…。
これって輝度ムラってやつじゃない?!
というのが事の発端でした。
こういった液晶ディスプレイの不具合で、「ドット落ち」や「輝度ムラ」というのがあるというのは何となく聞いたことがあって、輝度ムラというのは上記のように明るさが均一ではないことを指すんですって。
ただ、その場合は割と広範囲に起こる場合が多いらしく(上側とか角とか)、今回のようなピンポイントのものは「ホワイトスポット」と呼ばれることが多いのを調べて知りました。
また、そのホワイトスポットにも色々種類があり、雲のように広くぼんやりと出るパターンもあれば、今回のように一箇所丸く出たり、もっと小さい点のように出現するパターンもあるようで、その原因も様々という感じでした。
僕の場合は人から譲り受けているので、元々症状が出ていたのか、僕のところに来てから症状が出たのか、それすらも定かではありませんが、一度気になるととにかく気になってしゃーない!w
しかも不思議なことに、先ほども書いた通り白い画面でのみはっきりと分かり、黒やその他の色が表示されている時はほとんど気にならないんです。
そこだけ画面の反応が鈍いということもないし、特に困ることがあるわけでもないんですが、一体何が原因なのか、直す方法はあるのか等、検索の旅に出掛けることに。
ホワイトスポットの原因
iPadのホワイトスポットで検索すると「その原因はバッテリーの劣化と膨張!危険!!」みたいな記事が出てくるんですが、確かにそういう原因もあるものの、今回の僕の症状においてはそうとは言い難そうでした。
それは、ホワイトスポット部分にバッテリーがないことと、全く同じ症状の人が数多くいたからです。
その共通点は
ホームボタンから5㎝くらいのことろに指先くらいな白い点が出る
というもの。
もしバッテリー膨張であれば、膨張の仕方も様々で、人それぞれスポットの出る場所が変わりそうなものですが、国内外含め出てくる画像のほとんどがこの症状と場所が共通しているので、僕の考察としてはバッテリー膨張ではないんじゃないかなと…。(なんの確証もありませんが)
一応他の方々の画像も載せておきますね。
※それぞれの画像タップで引用元に飛べます。
ね、みんな同じところに出てるでしょ?
しかもこれ、iPad Air 3だけでなく、ほぼ同じ筐体と仕様になっているiPad Pro 10.5(2017)から頻発している問題ということも分かりました。
また、バッテリーの干渉を疑い、毎回Apple製品の分解を行っているiFixitで開けられた画像をみてみたら
見て分かる通り、この部分にバッテリーはないんですよね。(バッテリーは左右に分かれて2つ付いています)
バッテリーが膨張していたらここじゃないところにスポットが出そうな感じがしません?
以上のことから海外の掲示板で考察されていたのは、この部分にあるディスプレイコネクタのカバーが原因の可能性があるという見解でした。
このプレートが熱や衝撃によって変形して、ディスプレイを下から押し上げるのではないか、ということですね。
中には初めから既に軽くカーブして取り付けられているように見えることから、これは誰にでも起こりうる欠陥なのではないかと書いている人もいましたが、全てで同じ症状が出ているわけではないですし、そこは何とも言い難いかなと。
※これはiPad Pro 10.5の当該箇所の画像です。
確かに言われてみれば盛り上がっているような…。
もちろんこの問題に対してAppleは修理プログラム等の発表はしておらず、欠陥とも認めていません。
ちなみに当該のiPad Air 3は、これとは別に急に画面がホワイトアウトしてその後起動できなくなるという問題を抱えており、実はそちらは修理プログラムの対象になっています。(詳細は以下のリンクより)
iPad Air (第 3 世代) の画面に何も表示されなくなる問題に対する修理プログラム
https://support.apple.com/ja-jp/ipad-air-3rd-gen-program-for-blank-screen-issue
そして僕の貰ったiPadも以前にこの症状が出て、一度本体交換を行っているとのことでした。
そういう問題もあるくらいなので、ホワイトスポットが筐体の不具合というのもなくはないですよね。
どちらにせよ言えることとして、このホワイトスポットというのはディスプレイに何らか物理的な熱や圧力が加わると発生するというのは間違いなさそうです。
ホワイトスポットの修理・修繕方法
では、症状が出てしまったらどうしたら良いのでしょうか。
Appleで修理しようとすると、本体ごと新品と交換、もしくはディスプレイの交換ということになるようで、それをするとこの現象は直るようです。
ただ、保証期間である1年以内にこの症状が出た場合には無償で交換となるようですが、保証期間を過ぎてしまった場合には通常の画面修理となり、5万円以上かかるとのことなので、現状は時間が経ってから出てしまったら運が悪いとしか言いようがありません…。(AppleCare+加入の場合は2年以内であれば無償交換らしいです)
ディスプレイ交換になった場合にコネクタのカバーも交換されているのか、細かいことまでは分かりませんでしたが、その後症状が一切出なくなったという方もいたので、それを聞くとやはり何か物理的な衝撃等によって起こる現象なのかとも思うし、買ってから絶対に落としたりしてないけど症状が出たという人もいるので、使っているうちに熱等で症状が出るのか、結局真相の解明には至りませんでした。
ちなみに、症状に違いはあるものの、海外の人でホワイトスポットを自力で直している人もいました。
その方法がこちら。
Might have found a fix (temp?) for iPad Pro bright spot screen issue, using a suction plug!
by u/wipermrinipad
※クリックして参照元の掲示板にて動画を再生してください。僕自身も試したわけではないので、試す場合は自己責任で。(もし直ったら教えて←)
引っ張って直るということは、やはり下から何かしら圧力があって、そこから逃すことが解決の糸口なんですかね?
さすがにこれを試すためだけにほぼ新品のガラスフィルムを剥がす勇気は出ませんでした。なんか余計酷くなりそうな気もしたし…w
また、この方法は一時的なもので、その後再び症状が出ると書いている人もいましたが、どうなんでしょう。
さいごに
というわけで、謎は深まるばかりのiPadのホワイトスポット問題。
何も解決していませんが、以上のような考察結果となっておりますので、このホームボタンの上に出てくるものに関しては、取り急ぎ怖がる必要はないと思いました。(僕のもバッテリーが膨張して画面が浮いてきているということはないので)
ちなみに新型のiPad Proや無印、miniでは、同様のスポット問題の記事やスレッドは見当たらなかったんですよね。
画面の端に出るものや、砂つぶのようなものはiPhone含め色々な機種で出ていましたけど、それはまた別の原因なのかなという感じでしたし。
そうなると今回の件においては設計の問題じゃね?とも思っちゃいますけどw
まぁこのホワイトスポットの問題から画面タッチが効かなくなったとか、電池が膨張しだしたという事例は無さそうだったので、出てしまったからと言って不都合があるわけではないし、良いっちゃ良いんですが、一度気になると白い画面に行く度に気になりはしますからね~。
間も無くこの型のiPadは販売されなくなってしまいますが、中古含め使う人は多そうなので、今後も引き続き情報を集めていこうと思います。
有力な情報をお持ちの方は是非こちらまで!w
追記:ホワイトスポットのせいじゃないけど、結局iPad Air 4も買っちゃったので、こちらも是非ご覧ください!
もちろんAir4ではホワイトスポットは今の所皆無ですw