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DTM インストゥルメント レビュー

【Ver1.5最新版】MODO BASSレビュー②|Drop Aチューニングでの打ち込みと使い方まとめ

投稿日:2019年10月17日 更新日:

今更企画第二弾!

前回のMODO BASSの記事を書くために色々試していた時に、そういえばバージョン1.5からドロップチューニングに対応したよなってことを思い出して、せっかくだからやってみようといざ打ち込んでみたら

音が出ないだと…?!

となりましてw

なんでだ?と思ってMODO BASSのキーマップを見てみたら、それもそのはず

デフォルトだとA0とA#0にキースイッチが割り当てられていやがる!!

え、これ普通にダメじゃない??w製品として破綻してるだろww

なんて想いが溢れ出ると共に、同じような想いをしてる人がいるのではと思ったのと、色々検証や提案も含めちょうど良いブログネタになるやということでまとめることにw

てなわけで早速進めていきましょう!

キーマップの設定

まず初めに、そもそもドロップチューニングの説明を軽くしておくと、4弦ベースであれば4弦のEの音を全音下のDに、5弦ベースであれば5弦のBの音を全音下のAにチューニングするというチューニングの方法で(それ以外の弦はレギュラーチューニング通り)、こうすることで低音弦の音のポジションが変わり同フレット上に1度・5度・8度が並ぶため、特にギターでは指一本だけでパワーコードが押さえられることから、複雑な動きをする速いパワーコードリフが簡単に演奏できるということで、ハードコアやメタル等で多用されているチューニングとなっています。

そして、今回は5弦ベースでの解説のため、AとA#の音を使うことから先程載せた画像の通りA0とA#0に割り当てられているキースイッチを変更する必要があるというわけです。

色々な方の記事も読んだのですが、皆さん意外と適当に変更していてあまり親切じゃないと思ったので、最初にその提案からしていきますが、僕が考えるに、おそらくドロップチューニングを使用するとなった場合、大きく分けて3パターンの人がいると思っていて

  • これまでデフォルトのキーマップ配列を使用してきて、初めてドロップチューニングを使用する人
  • 普段は常にデフォルトのキーマップ配列を使用し、ドロップを使う曲のプロジェクトのみドロップ用配列に変更する人
  • 常にドロップ用のキーマップ配列で使い続ける人

このどのパターンだとしても、なるべく混乱の少ない変更にしたいと思うんです。

キーマップって慣れて覚えていくものなので、急に変わると困るし、そもそも過去のプロジェクトデータにも影響が出る可能性がありますからね。

まさにこのMODO BASSもバージョン1から1.5でこの部分が変わって、割りと混乱しましたしw

1つ安心してもらいたいのは、基本的にMODO BASSのキーマップ配列は立ち上げるインストゥルメント毎になっていて、同プロジェクト内でも新しく立ち上げたMODO BASSトラックではデフォルトのキーマップが採用されることになるので、今回のドロップチューニング用に配列を変更しても過去のプロジェクトデータに影響が出ることはありません。

そんなことも踏まえて、これまでドロップチューニングを使ったことがなかった人も、これからガシガシ使っていこうと思っている人にも合ったキーマップ配列がこちらです!

先程の丸で囲んでいた部分のみを変更しているため、これまでのデフォルト設定からの変更点はたった2つですし、デフォルトに慣れている人も覚えやすいのではないでしょうか。

というか、他のキースイッチを変えずに低音部のみで割り当てるとして、A弦の指定を分かりやすくAのノートにするとなると、どう考えてもこの配列しかないと思います。

ちなみに先程お伝えした通り、一度設定しても新規でMODO BASSを立ち上げたり、プロジェクトを変えると配列もデフォルトで立ち上がります。

ただこれだとドロップ系の曲を良く作る人は毎回設定するのが面倒ですよね。

そんな場合は一度スタンドアローン版のMODO BASSを開いて、そちらのキーマップを好みのものに設定し、そのまま終了。

そしてDAW自体も一度終了させてから、立ち上げ直すと…

新規で立ち上げた時も先程設定したキーマップの状態で立ち上がってくれます!

これでドロップAチューニングの曲をガンガン量産できちゃうぜ!!

実際に使ってみた

というわけでせっかくなのでドロップチューニングを使ってデモ曲を作ったのでお聞きください!

ベース音源あるある:ベース音源のデモ曲、ギター入ってると全然雰囲気分からん~♪

っていつも思うのであえてベースとドラムのみでw

しかも新しく追加された「Dingwall® Combustion NG2 5-string」を使ってみました!

普通にめっちゃ良くないですか?!

5弦のLowC以下って低すぎて音程感が聴きとりづらかったりするんですけど、ちゃんと発音されてるのが凄いです。。。

敢えてのベタ打ち&スライドを多用しましたがラウンドロビンのおかげで同音の連続も自然ですし、スライドもかなり本物っぽいですよね。

好きだなぁ…MODO BASS。(急な告白w)

さいごに

というわけで今回はMODO BASSのドロップチューニングに焦点を当てて解説してみました。

これで皆さんもLowAをズンズク言わしてやってくだせぇw

まだ持っていない方はあと1ヶ月でやってくるブラックフライデーセールで必ず安くなるので、そこで必ずゲットしてくださいね~!!

IK Multimedia|MODO BASS 2
created by Rinker

ちなみに、最後の最後にチューニング繋がりの余談ですが、MODO BASSはドロップチューニングには対応しているものの、半音下げ全音下げといったことをワンボタンで行うことはできません

というかキースイッチ以外の音源部分のみを半音とか全音下げられる音源ってあんまりないような…寧ろ半音下げチューニングで打ち込みたい場面っていつ??と個人的には思うのですが、もしどうしてもやらなければいけないのであれば、今回の方法でドロップをONにした状態で(4弦開放のEが鳴らなくならないように)、打ち込んであるMIDIのキースイッチ以外のノートを全選択して、半音ないし全音手動で下げるというのが良いと思います。

DAW上のMIDIの移調を使うとキースイッチの機能もズレるのでダメですからね!

なぜか半音下げに関する情報が飛び交っていたので、一応触れておきました。

ではまた〜。

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