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DTM プラグイン レビュー

【レビュー】iZotope RX 6 Elementsの使い方とその効果は?!

投稿日:2018年9月23日 更新日:

※この記事はRX 6の解説ですが、最新のRX 7 Elementsも操作方法は同じです。

というわけでようやく届きましたよ。

iZotope RX 6 Elements!!

いやー今日日プラグインがパッケージで届くことなんてあるんですねーwもしかしてディスクで入れるの?!ってびっくりしちゃいましたww

でも開けてみたらなんてことはなく、いつものようにシリアルナンバーの書いた紙が入っているだけだったわけですが、もう各社ダウンロード販売だけで良いと思いますよ?ケースも紙ももったいないってw

まぁiZotopeもダウンロードできるアプリケーションが出来たのは最近ぽいですからね。
今後そうなっていくことでしょう!

そんな前置きは程々に、前から気になっていたこちらのRX 6 Elements、早速レビューしていっちゃいましょう!

RX 6 Elementsで出来ること

そもそもこのRX6シリーズにも様々なバージョンが存在しているわけですが、一番下位グレードであるElementsでは何が出来るかと言うと、主には以下のような機能が備わっています。

Batch Processing
一括処理機能を使用する事により、複数のファイルからなるグループに対して処理を自動化できる他、ファイルに対して複数のモジュールの処理を適用できるツール
De-click
デジタルエラー、口のノイズ、携帯電話による干渉、それ以外の原因により発生する短いインパルス・ノイズを除去するツール
De-clip
A/Dコンバーターへの入力過多、あるいは磁気テープのサチュレーションなどによって生じる、デジタルやアナログのクリッピングを修復できるツール
De-hum
オーディオファイルに混入した低周波数のバズやハムとそれらに対する倍音を除去するためのツール
Voice De-noise
シンプルなレーテンシーのないノイズ除去で、多様なマテリアルに対する高品質なノイズ除去を最小限の操作時間で行うツール

このように基本的にはノイズ除去を目的に開発されたソフトで、もちろんそれ以外にもオーディオデータにまつわる様々な機能を兼ね備えているのがこのソフトの特徴です。

上位グレードのStandardやAdvancedでは更に細かい目的に分かれたノイズ除去を行うことができるという感じですね!

使い方はとっても簡単

このRX 6 ElementsではDAW上でプラグインとして使う方法(VSTとAUに対応)と、ソフト単体で立ち上げるスタンドアローンと2つの方法で使うことができます。

今回はDTMerにも馴染みのあるプラグインで使用する際の方法を見ていきましょう!

毎度のごとくRX 6 Elementsをインストール後、DAWを開くとオーディオプラグイン内にいるので、それを立ち上げます。

上記にも書いたように目的別のプラグインがいくつか入っていますが、個人的には歌の場合のマウスクリック(口を開ける時の音)やデジタルノイズなどが普段もの凄く気になるので、それを消したくてこれを買ったと言っても過言ではありません!

それらを消すためには先ほども紹介したこの

De-click

というのを使います。

立ち上げるとこんな感じ。

あまり類を見るプラグインではないのでパラメータとか全然意味分からないですよねw

真ん中上のプリセットから選んでも良いのですが、マウスクリックを中心に除去するのであれば、左上のAlgorithmを「Low-latency」に設定して、Sensitivityにて除去するクリック音の感度を設定、Frequency skewにてクリック検知の周波数特性を調整します。

マウスクリックは大体高域なのでHF方向にもっていきつつ、綺麗に消えるポイントを探していく感じですね。

ただ感度を上げなくても聴感で分かるようなマウスクリックは余裕で消してくれるので本当に良くできています!

まぁ御託を並べても分からないと思うので百聞は一見にしかず!

実際に音で聴いてみましょう。(※音量注意!)

処理前

処理後

※例によって友達のボーカルデータを無許可で載せていますw

いかがでしょうか?歌の音質を損なうことなく、マウスクリックだけが綺麗に消えているのがお分かりいただけるかと思います。

上記でやった設定はこんな感じ。

右下にも表示されていますが、メインボーカルの頭からおしりまで読み込ませたところ、400clicks以上処理されているのがわかりますね。

帯域の違う音で消えない音がある場合にはFrequency skewを変更したもの更に重ねがけをすると良い結果が得られる場合もあるので是非試してみてください!

あと何気に面白いのが、プラグイン画面の下にある「Output clicks only」というチェックボックス。

ご想像の通り、消したクリック音だけを聴くことができちゃいます!

マウスクリック音フェチにはたまらんですね(そんな奴いるんかw)

興味があればご視聴をww

ちなみに先ほども書いたStandard以上のグレードにはMouth De-clickという機能がありまして、さらに声や歌に特化して細かく狙いを絞ってノイズを除去することができます。

でもElementsでもこのくらい綺麗に消してくれるので十分だと思いますけどね!

歌のミックスに特化しているようなMIX師さんや仮歌などをやるボーカリストの方、ナレーション録りなんかをする方には本当におすすめのプラグインです!

唯一の難点はこういったリアルタイム処理の特性を持ったプラグインなので、CPU負荷が高いってことですかね〜。

とは言えDAWソフトが走らせられるMacであれば全然余裕ですけども。

さいごに

こんな感じでその他にも色々なノイズを除去するための機能が入っているRX6 ELEMENTS!

今ならなんと3000円ちょっとで手に入ってしまいます!

現在はこんなスペシャルパッケージで更に安くなりました!!

iZotope ( アイゾトープ ) / RX Elements (v7) + PhoenixVerbiZotope ( アイゾトープ ) / RX Elements (v7) + PhoenixVerb

※RX6が販売終了した為、RX7のリンクにしてあります。

そして今月、とうとうアップグレードされてRX7が発売になりましたね!

今のタイミングでRX 6 Elementsを買うとRX 7 Elementsへ無償アップグレードができるので、早まって7を買わないようにお気をつけください!!

そこを踏み台にStandardやAdvancedに上げるのが買い物上手ですかね。僕もきっと上げちゃうだろうなーw

まずはこのあと7 Elementsに上げてみて、また違いなんかをレビューしようと思います。

↓早速書きました↓

そんなおすすめのプラグイン、iZotope RX 6 Elementsのレビューでした!

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