2021年、更なるジャンル拡大を目指す当ブログ。
今回はそんなタイミングでとても素敵な革財布をいただいてしまったので、これは良い機会とばかりにレビューしていっちゃおうと思います!
その財布がこちら!!
Crafsto(クラフスト)のブライドルレザー二つ折り財布です。
恐らく知らない人の方が多いと思うので、どんなブランドのどんな財布なのか、しっかりお伝えして、是非お仲間を増やしていきたいなとw
それでは早速いっちゃいましょう!
目次
Crafstoとは
まずはブランドの紹介から。
知らない人の方が多いと書きましたが、それもそのはず、こちら昨年の7月にスタートしたばかりの日本のレザーブランドで、まさにこれから全国に広めていこうという新進気鋭の会社なんですって。
僕も全然知らんかった。
東京の蔵前に本店を構え、ブランドコンセプトは「FUTURE VINTAGE(数十年後、それはきっとヴィンテージになる。)」を掲げており、「壊れにくく」「修理しやすい」製品づくりを志し、長く使ってもらうことを目指しているとのことでした。
それを実現するためにも、これまで10以上のレザーブランドやメーカーで働いてきた革職人がこのCrafstoの企画から製造まで全てを担っているとのことで、日本で職人というとちょっと古臭く、色んな意味で何となく厳しいイメージがありますが、Crafstoではそんなイメージも払拭したいそうで、職人=アーティストという存在にできればという想いも持ってブランディングしているんだそうです。
※職人の太田 玲さんと山本 孝介さん。
個人的にはこの理念だけでかなり好感度大!w
前に紹介したZUGUのiPadケースもそうですけど、想いのある企業の製品は良いに決まってますからね。
永年無償修理
さらに、そういった企業理念が大きく表れているのがこの「永年無償修理」!
なんと商品購入後、以下については永年無償で修理してもらえるんだそうです。
- 縫製箇所のほつれ直し
- のり剥がれ部貼り直し
- ファスナー引き手取り付け
- 金具打ち直し
- ホック交換
- コバ塗り直し(10㎝以内)
- キーケース金具交換(金具パーツ代は有償)
- ジッププル作製交換
※破損状況により、パーツ等が発生する場合などには有料修理になる場合有り。
これ凄くない?
時計でもパソコンでもなんでも同じですが、壊れたら修理費と天秤にかけてそれが嵩むようなら買い替えますもんね。
その修理費が一生かからないのであれば直そうって思えますし、結果エコにも繋がるし、それを考えると長く使ってもらいたい大切な人へのプレゼントにめちゃくちゃ良いんじゃないかなと思いました!
また、これを見て真っ先に思い浮かんだのが、僕も毎年お世話になりまくっている楽器メーカーの「Freedom Custom Guitar Reserch社」。(筆者の本業は音楽関係です)
こちらは100年保証がついていて、いつも代表の深野さんは「100年後なんて自分は生きてないし、無責任な保証なんだけど、現存するヴィンテージギターと同じように100年後も使えて、そのためにメーカーとして技術を継承していくし、一切妥協せずに自信を持って作っている」と仰っていて、めちゃくちゃ理念が似ているなと。
いつかコラボでもしてくれないかしら?w
変な話だけど「絶対に壊れないもの」を作ってしまったら、一度買ってもらった人にまた同じものを買ってもらう割合が減るし、「良いものを作る」って企業として考えると色々と難しいと思うんですよね。
もちろん価格や需要、様々なことが絡みあってのことですけど。
でもそんな無粋な想いを一切排除して、とにかく本当に良いモノやサービスを作っている人たちを見ると、職人の鑑だなぁといつも感動してしまいます。
このCrafstoにもまさに同じものを感じて、知れば知るほど好きになってしまいました!
永年無償修理に関する詳細は下記ページをご覧ください。
修理について
https://crafsto.jp/pages/repair
Crafstoブライドルレザー二つ折り財布レビュー
開封
というわけでそんなブランドの特徴を頭に入れた上で、早速開封していきましょう。
おしゃれなプリントが入った箱がまたヴィンテージな雰囲気を醸してて良いですよね。
そして、箱から出ている取手を引っ張ると商品のお目見えです。
この取手も革で出来てるなんてお洒落すぎん?!
中には商品の他に修理に関することや、お手入れの仕方の載った紙が同封されていました。
レザー初心者からすると頻繁な手入れが必要なのか、ほったらかしてて良いのかすらも分かりませんからね。こういうのがちゃんと書いてあると安心!
外観
それでは、このまま商品も隅々まで見ていきましょう。
まずはこの高級感ね!
普通にハイブランドの財布となんら変わらない見た目と質感です。
使用されている革はブライドルレザーという種類の革で、元々は乗馬に使う馬具のために作られた牛革らしく、耐久性を高めるためにロウが何度も塗ってあるのが特徴で、そのおかげで水分にも強いんですって。
このブライドルレザーと比較されるのがコードバンという革で、こちらは馬革で、とれる量も少なく貴重で高価なものの、水に弱いというデメリットがあるらしいです。
Crafstoからも基本この2種類で展開していますが、今回の二つ折り財布に関してはブライドルレザーのみとなっています。(L字ファスナー財布に関してはネブラスカという革のものも有り)
ロウが塗ってあるので実物も商品画像もこのように白い粉を噴いている感じになっていますが、これが「ブルーム」と言われるもので、個体によって違うブルームの出方や、使っているうちに薄くなっていくその質感を楽しむのもこの革の特徴なんだそうです。
また、内側は共通して「タンニン鞣し革」というのを使っていて、革本来の質感を活かした素材で、こちらも経年によるエイジングでの変化を楽しめるのもこだわりを感じました。
機能面
続いては機能面に関して。
最初に良いなと思ったのは、お札を入れるところに仕切りがあるところです。
万札とそれ以外というように分けることで、取り出すときに迷わなかったり、お札とレシートで分けられたりするのが良いですよね。
またカード入れは左側に4箇所とその裏にポケットが1つ、更に小銭入れの裏側にも2箇所ポケットがあるため、入れようと思えばかなりの枚数のカードを収納することができます。
まぁここら辺は最近の二つ折り財布なら大体こんな造りになっていますかね。
ただ、このCrafstoはそれだけではなく、一番のポイントは財布自体の造りと縫製の素晴らしさです!
素人の僕が印象だけで言ってもあまり説得力がないかもですが、例えばこれまで使っていたブランドの財布と比べると、大体どこも見える部分は革なものの、内側は布が貼ってあるだけなことが多く、長く使っているとそこから革が剥がれたり、特に小銭入れ部分はコインの擦れでその布部分が破れてしまっていました。
それがCrafstoではお札入れの部分は同じように布が貼られているものの、小銭入れは内部も全て革で造られていて、そういった問題も起きないようになっています。
それでいて、その他の部分がもしほつれてしまっても無償で直してもらえるんだから最強ちゃう?
これは本当に一生使えるんじゃないかと期待しちゃいますね。
セミオーダーサービスによるパーソナライズ対応
製品の特徴とは別にもう一つ良いと思ったのが、セミオーダーサービスです。
店舗での注文に限られるものの、名入れやカードホルダー数の変更、札入れの追加など、財布の内部構造を普段使いに合わせて変更したり、外側と内側の革種と革色から糸色も選択可能なんですって!
もちろんその分お値段も上がってしまいますが、個人的には名入れだけでもプレゼントにもってこいなサービスだと思いました。
今はまだいくつかあるモデルの中でラウンドファスナー長財布のみの対応ですが、今後他のモデルでも出来るようにしていくみたいです。
世界に1つしかない財布を作れるなんてロマンありますよね〜。
さいごに
というわけで、最新レザーブランド『Crafsto(クラフスト)』の魅了、伝わりましたでしょうか?
見た目から造りまでしっかりしすぎていて、さぞお高いんでしょう?と思われるかもしれません。
さすがに安いとは言えませんが、今回いただいた二つ折りの財布は…
Bridle Leather ブライドルレザー 二つ折り財布
37,950円(税込)です!
ブランドの財布だと高すぎてちょっと背伸びしてるみたいだし、かと言ってよく分からん安い財布なのも違うんだよなぁ…という社会人になったばかりのメンズたちにはちょうど良いくらいだと思うんですけど、どうでしょう?
見た目も超シンプルなので、一見どこのブランドかも分からないため、イキってる感もないですしねw
自分へのご褒美での購入はもちろん、上記くらいの年齢感の人が彼氏や旦那さんである全国の女性の皆様!
あげた財布を直しながら大事に10年以上使ってもらえるなんて嬉しくないですか?!
もちろん今回紹介した以外にも長財布やL字ファスナー財布、近年流行りのフラグメントケースもあるので、好みに合わせてお選びいただけるかと思います。
詳しくは以下の公式ホームページをご覧ください。
公式ホームページ
https://crafsto.jp
長財布なんかはどうしても高くなっちゃいますけどね…。
個人的に財布以外で良いと思ったのは、このキーケースと名刺入れです。
Bridle Leather ブライドルレザー 薄い名刺入れ
名刺入れは使うかどうかにもよりますが、定期とかカード入れとして使っても良いし、キーケースは誰もが使えるし、財布含め上記の3つはもらって困る人はいないんじゃないかなと!(決して「くれ」と言っているわけではないですよ?w)
なお、上記のように公式サイトからネット購入もできますが、ブルームの感じや革の質感を確かめたいという人は実際に手に取った方が良いと思うので、そういった人は是非店舗に足を運んでみてください。
Crafsto 蔵前 第一号店
住所:東京都台東区三筋2丁目14-1
電話番号:03-5846-9195
定休日:火曜日、水曜日(年末年始を除く)
営業時間:12時〜19時
ただコロナの影響もあり、来店には予約が必要なので、下記より日程と時間をご指定の上、来店してくださいね!
来店予約
https://meetings.hubspot.com/info7282
って、完全にお店の人みたいになってるw
僕もこれから10年、大事に育てていこうと思います!
それではまた!!