毎度お世話になりまくっている日本最大手オークションサービス「ヤフオク!」。
皆さん使ってますか?
なんとなく若い世代の人にはメルカリの方が使われている印象がありますが、どうなんでしょう。(僕の周りだけかもしれません)
どちらも使っている身としては、出品されるジャンル等によっても違う気がしていて、やはりメルカリは若い人が多く使っているせいか、その世代が出品するようなファッションとかブランド関係なんかは安く取引されている感じがあります。
僕はパソコンや音楽機材が主なので、そこに絞るとやはりヤフオクの方が数も多く、良い買い物が出来る可能性が高いですかね。
まぁメルカリの方はフリマ出品(値段固定)なので、本当に張り付いて見ていないと安いものはすぐに売れてしまっているというのも大きいかもしれません。
そのような特徴もあり、この2つのサービスの個人的なイメージは
- メルカリは運
- ヤフオクは運+技術
という感じで、今回はそのヤフオクの技術の部分について解説しようというのがメインテーマとなります!
ライバルが増えるのでほんとは言いたくないんですけどね~?w
最近はブログのためにまた色々買い漁っているんですが、その中で思ったのが、競り合う方々の入札が下手なこと!!
まぁ僕が得するだけなんで良いんですけど、僕のブログをわざわざ読んでくれている皆さんには特別にそのコツを教えちゃおうというわけです!
それでは早速本題へ行きますよー。
目次
ポイント1:入札の仕組みと競り合うコツ
そもそも先ほども入札が下手!なんて言い方をしましたが「入札に上手い・下手なんてあるの?」と思った人はいますでしょうか。
そんな人こそ、これを知るだけでかなり違うので、絶対に覚えておいて欲しいテクニックとなります。
一昔前はこの技を使ってる人もいっぱいいて、なかなか競り勝つのも難しかったんですが、最近はその方法を知る人が少ないのか、結構な高確率で勝てますからね。
そのために、まずはヤフオクの入札の仕組みを知る必要があって、このヘルプページにも記載のある入札時に上乗せする金額を把握していきましょう。
現在の価格 | 入札単位 |
1円~1,000円未満 | 10円 |
1,000円~5,000円未満 | 100円 |
5,000円~1万円未満 | 250円 |
1万円~5万円未満 | 500円 |
5万円~ | 1,000円 |
使ったことがある人はなんとなく分かっていると思いますが、常に1円単位から入札できるわけではなく、最低入札額というものが現在の価格によって変動していきます。
例えば、現在の価格が10,000円で入札が1あった場合、そこに上乗せするには10,500円以上でないと金額を入力できないということです。
で、僕の言う入札が下手な人というのは、その上乗せ金額通りに入札していっている人たちのことを指します。
<例>
10,000円→10,500円→11,000円→11,500円…
という感じですね。
いや、それが普通じゃね?って思いました?
そう、みんなそうやって入札しているんですよ…。
それがダメなんです!!
最初のポイントは
上乗せする金額×2以上(+α)で入札する
というものになります。
これだけ聞くと何言ってんの?って思うかもですが、順に解説していきますね。
ちょっとややこしい算数の話になりますが、例えば先ほどの例で、誰かが先に10,000円で入札していたとして、その人はその商品に対して11,000円まで出すつもりでいるとします。
上記の例通り入札していくと、相手に11,000円で入札された時点で、自身はどうやっても11,500円で落札することになりますよね?
これがもし一度目の上乗せ入札時に、ポイントの通りこちらが11,000円で入札したとします。
この入札額は上の式に合わせるなら、1~5万円の上乗せ金額は500円ずつなので
500円×2=1,000円(+αの話はまた後で)
ということから、11,000円ということになります。
え、それは相手の予算が11,000円って分かってるからだし、もしかしたら10,500円で勝てるかもしれないのに、11,000円入れるなんて損じゃん!って思う人もいるかもしれませんが、違います。
11,000円で上乗せ入札をしても、他の人に見えている現在の価格は「10,500円」と表示されますし、そこで上乗せがなければ、その10,500円で落札となるのがヤフオクの仕組みなんです!
で、表向きには10,500円と見えているので、予算11,000円のお相手は上記の例と同じように11,000円で上乗せ入札してくるでしょう。
すると何が起こるかというと、自動入札がかかり、11,000円で自分が最高入札者となります。
同じ金額でなぜ自分が勝てるかと言うと、オークションは仕組み上、先に入札している方が最高額入札者となるからです。
もしここで相手が引けばこちらは11,000円で落札できるというのが、ここで伝えたい一番のポイントとなります。
何も考えずに競い合っていれば11,500円となってしまっていたところが、500円得でしょ?ということももちろん言いたいんですが、この方法のメリットはそれだけではありません。
それは先ほども伝えた「自動入札」というのがもう1つのポイントになっていて、誰かと競っている時にこの自動入札があると、相手が入札した瞬間に上乗せで入札が入るため、その人に諦めてもらいやすくなるという心理も働くんです。
これは長くヤフオクを使っていて感じることなので、あまりピンと来ないかもしれませんが、終了時間間際にこれがあると「なんだ、競っている人はもっと予算があって、自分の予算より数千円上に入れているのか…」と思わせられる可能性がありますからね。
まぁもちろん「だったらもう500円!」と入札欲を掻き立てられてしまうのもオークションの仕組みの1つでもあるのですがw
また、式にも書いた通り必ずしも×2ではなく、2以上にするのも手です。
相手も500円刻みではなく、1000円とか2000円釣り上げてくることはもちろんあるので、そこは落札相場を必ず把握し、自分の予算も考えつつ、絶妙な金額を算出する必要があります。
そこを先読みした時に出てくるのが公式の「+α」の部分です。
今回の例でもし相手が最初の入札で11,000円で入札していた場合、もちろん表示は10,000円で入札1となっているわけですが、そこに自分も11,000円で入札をしてしまうと、先ほどと逆で、先に入札していた相手が最高額入札者となります。
そうならないように、+α部分として11,001円で入札をするというのが先ほどの公式の本当の使い方で、こうすることで、500円刻みでしか入札していけないところ、1円差で競り勝つことができちゃうんです!
ここに関しても相手も分かっている人の場合にはαの部分を1ではなく2にしたり、そこまで見越して10にしたり21にしたりする駆け引きもあるので、そこは読み合いですが、ここ最近はそもそもこの仕組みを知っている人が圧倒的に少ないので、あまりテクニカルなことをしなくても競り勝てることがほとんどですね。
こんな記事を書いてしまっているので、もしこの記事が沢山の人に読まれたら今後そういった人が増える可能性もありますが、恐らく大半の人がそうそうここには辿り着かないと思うので大丈夫でしょうw
ちなみにこの端数入札は昔は忌み嫌われていて、注意事項で禁止されていることもあったので、その名残で使っていない人もいるのかもしれませんが、今は支払いも「かんたん決済」に統一されましたし、先ほど紹介したヤフオクのヘルプページの「ヒント」部分にも書かれているので、個人的には数字のテクニックとして使うべきだと思います。
特に最低入札額で入札してくる人に勝つための端数なので、ただ501円とか上乗せするのでは全く意味はなく、必ず相手の入札分も計算に入れて、上乗せ金額×2以上である必要があり、そこに端数をいくつか足すというのを忘れないでください。
まずは基本の仕組みとして、自動入札を理解し相手の出方と心理を読みながら競い合うのがポイントになります!
ポイント2:入札のタイミング
続いて2つ目のポイントは上記で伝えた入札を行うタイミングについてです。
これも凄く重要で、良い商品を見つけたらすぐに入札をしてはいけません。
まずは落ち着いてウォッチリスト登録をして、必ずオークションの詳細情報を確認しましょう。
その際に見る項目は2つ。
終了日時と自動延長
です。
終了日時に関しては、オークションの終了時間を正確に把握する意味も含みますが、それが平日であるか、金・土曜や祝日前日の夜かも重要です。
そもそもなぜヤフオクで買うかって、中古でも良くて、相場よりなるべく安く買いたいからじゃないですか。
競り合うライバルは少ない方が良いので、曜日や時間帯はかなり関わってきます。
もちろん出品者もそれを見越して高く売れるように、ほとんどがそういった日が終了日になるように設定していますけどね。
ただ、これがもし平日の朝とかになっていた場合はチャンスです。
まぁ仕事や学校でパソコンやスマホを触れるのかという是非もあると思いますが、要は他の人もそういう状況なわけなので、ライバルがグっと減るため、狙い目ということは頭に入れておきましょう。
続いて自動延長に関して、「あり」か「なし」かを必ず確認してください。
こちらも「あり」の方が圧倒的に多いですが、これらによっても入札のタイミングは異なります。
そもそも自動延長とはどういう仕組みかというと、終了時刻の5分以内に入札が入ると、オークションの終了時間が5分間延長になるという仕組みです。
時間が伸びると考える時間が増えたり、ライバルがやってくる可能性も増えるので、「あり」の場合の入札のタイミングは終了6分前などギリギリで入札をするというものになります。
これは既に入札がある場合も、自分が初回入札の場合も同様ですね。
逆に「なし」の場合は終了時間にそのまま終了となるため、終了間際40~50秒前などに入札するのが良いと思います。
また、少し高くなってしまってもなるべく落札確率を上げたければ入札額も予算目一杯の金額で入れるのが良かったりもします。
これは結構そうしている人も多いですが、要はその後色んな人が入札単位の金額で刻んで入札してきても、先ほどのように自分の予算までは自動入札がかかり続けるので、その間に終了時間が来て落札できるからです。
もしくはもっとギリギリまで待つというのもありますが、その場合は逆に他の人の出方が見えず、もしかしたら相手も自分の予算くらいで先に入札していて、自動入札で上乗せされたり、その金額ならあと500円出したのに…という時に、自分の上乗せ入札が間に合わないので、少しだけ余裕を持って40~50秒前が良いのかなと。
ここは難しいところですけどね。
自分が最高額入札者になれたとして、残りの30秒とか無駄に数千円釣り上げられて、結局途中で諦めて去っていく人もいるので、そう考えると予算目一杯で入れるのもどうかと思いますし。
どちらにせよ入札する際には終了当日まで待ってポイント1の公式を元にぴったりではない金額で入札するというのをお忘れなく!
ポイント3:その他の項目と考えておくこと
これまで紹介したもの以外に気にしておくその他のポイントとしては、先ほども出てきたウォッチリストですかね。
要はその商品をお気に入りに登録ということですが、これがちょっと前まではピックアップされたものしか数が分からなかったのが、現在は全ての商品でどれだけの人がウォッチリストに入れているかが分かるようになりました。
これは単純にライバルの数を表すので、当たり前ですが、少ないものは狙い目となります。
あとはなるべく安く買うということに重きを置くのであれば、焦って買わないということですね。
まぁすぐに欲しいんであればどうしようもないですが、そうでないのであれば、同じ商品も色んなタイミングで出品されるので、落札相場から自分の中での予算を決めたら、その金額で落札できるまで何度かチャレンジするというのも大切だと思います。
相場を見てもタイミングによって価格がかなり変動しているのが分かりますしね。
僕はいつか安く変えたら良いなぁという商品はオークションアラートというのを入れていて、安く出品されたら通知がくるようにして見守っていたりしています。
そして、良い出品に出会うという点では、これもかなり重要なのが、必ずしも製品名・商品名で検索しないというのも実は大きなポイントです。
世の中には色んな出品者がいて、例えばですけど、Macを「パソコン」とだけ書いて出品しているパターンがあったりします。(こんな極端なパターンはほぼないですがw)
なのでそのメーカーのあの商品が欲しいと思っても、実はその商品名や型番を一切書かずに「インターフェイス」とか「マイク」とか「SSD」とだけ書いて出している人がいて、出品者目線からするとめちゃくちゃ勿体無いことをしてるのですが、そういったものに格安で出会えることもあったりするので、一概に製品名だけで検索するのではなく色んなパターンで探してみてください。
特に上記の例で挙げたMacなんかはそれが顕著で、MacBook Pro 「2015・12,1・A1502」それぞれのワードで同じ型のMacBookが出てきます。(A1502だけは2013~2015モデルを指すので注意が必要ですが)
これを知らない人はページに辿り着きもしないので、必然的にライバルが減りますよね。
逆に高く売りたい場合には色んな検索パターンに引っかかるようにタイトルを工夫するのがコツとも言えるので是非覚えておきましょう!
その他にも出品者の知識不足や下調べが足りていないと画像の商品はどうみても13インチなのに、商品名は別モデルの11インチとなっていたり、128GBのSSDと販売されているのに、商品画像には256GBと書いてあったりしてるものもあって、敢えてやっている胡散臭い業者もいるかもですが(トラブルの元なのでほとんどいません)、個人出品の場合は勘違いの場合が多く、賭けにはなりますけど、事前質問で敢えて聞かずに安い相場で落札できることも結構あったりします。
こちら側が詳しければ詳しい程そういったチャンスにも出会いやすいので、下調べはやれるだけやっておくのが吉です。
あ、あとここまで書いていませんでしたけど、とくかく即時性が大切なので、必ずスマホアプリを導入して、いつでも確認や入札ができるように準備しておいてくださいね!
さいごに
いかがだったでしょうか?
これらのポイントを知っているだけでヤフオクでの立ち回りもかなり変わってくると思います。
ちなみに冒頭でほぼ運だと挙げたメルカリも本当に運が良ければかなり良い商品に安く巡り会える可能性はあるので、併用は言わずもがなという感じですね。
メルカリの場合は少し高いなと思っても数年前に実装された「オファー機能」というのを使えば最大20%まで値引きの提示ができて、承諾されるとその金額でそのまま購入が可能になります。
従来はコメントで値引き交渉をしてというのが一般的でしたが、このやりとりは他の人にも見えますし、◯日の◯時に値引き後の金額で再出品という流れになった場合、横取りが可能でしたからね。
オファーの場合20%以上の値引きはできませんが、表には見えず水面下で行えますし、購入のやりとりもとてもスムーズです。
そういった運と、あとは単純に相場より大きく安くなる商品が突然出品されることがあるので、それを誰よりも早く買えるかという運が試されるといった感じなのがメルカリの特徴だと思います。
追記:2020年10月2日、メルカリよりオファー機能の終了が正式発表になりました。便利だったのになぜ…。
そんなわけで今回は少し趣向を変えた生活の知恵を共有させていただきました!
昔と違って今はどちらも匿名配送等にも対応していて、入金も個人間ではなくなりトラブルが激減したので、かなり安心して使えるようになりましたよね。(ヤフオクの方は匿名配送がまだ浸透していないのがイマイチですが)
個人的には少し古い製品であれば新品に拘らなくても全然気にしない派なので、そういった人は間違いなく利用するべきだと思います!
皆さんもこのようなノウハウを上手く利用して、是非1円でも安くお得に購入してみてください!!