というわけで、前回に引き続き今回もPITAKA製品のレビューです。
PITAKAさんが次から次に紹介して欲しいって製品を送ってくれるもんだから、期待に応えないわけにはいかないなとw
Apple製品はほとんど所有しているので当ブログとPITAKAとの相性はバッチリというわけですね。
今回はどんな製品なのか、また隅々まで確認していこうと思います。
それではいきましょう!
目次
MagEZ Case Pro & MagEZ Charging Stand レビュー
いつもならここで企業紹介から入るところですが、前回書いたばかりなので今回は割愛します。
気になる方は前回記事を是非お読みください。
なので今回は早速製品の開封と紹介から進めていきます。
そんな今回、実はタイトルの通り2製品を同時に紹介させていただくのですが、その1つ目がこちらのiPad mini 6用のケース『MagEZ Case Pro』です。
そしてもう1つが、そのケースと一緒に使えるiPad mini 6用のスタンドである『MagEZ Charging Stand』となります。
ケースは単体でも使えますが、このスタンドはケースがないと使うことが出来ないので、セットで紹介させていただくということですね。
それぞれどんな機能や特徴があるのか、1つずつ紐解いていきましょう。
MagEZ Case Pro レビュー
まずはこちらの「MagEZ Case Pro」から。
こちらはただのiPad mini用のケースというわけではなく、箱にもイメージ写真があった通りiPad mini 6をiPhoneのMagSafe充電のように背面にマグネット式の充電器を繋ぐことでワイヤレス充電できるようにするための特殊なケースと充電器のセットになっています。
なので中身もケースだけでなく、ワイヤレス充電器やApple Pencilの落下を防止するパーツ、そして説明書が入っていました。
ケース自体はPITAKAの得意とするアラミド繊維とTPUが用いて作られていて、背面は頑丈に、側面は衝撃を吸収するような柔らかい造りになっています。
ケースをiPadに取り付ける前に背面の充電コネクタ部分のセロハンを剥がし、Apple Pencil用のパーツをケースに取り付けましょう。
Apple Pencilの固定パーツはケース側面と同様TPU製で柔らかいので、ケースの穴から差し込むだけで返しが付いていて簡単には抜けない構造になっています。
もちろん側面の隙間にキレイに収まるようになっているため、本体を入れても干渉することはありませんからね。
ちなみに、ケースの内側は見た目の通りサラサラした布が貼ってあるような素材感で、細かな部分まで拘りを感じる造りになっています。
それではこのまま早速iPad mini 6にケースを取り付けてみましょう。
特に難しいことはありませんが、1点だけ気を付けるポイントがあるのが、背面充電を実現するためにケースの下部にUSBコネクタがあるため、上側からそのコネクタに挿さるようスライドしながら取り付ける必要があるということです。
下側だけ先にハメて、最後に上側をケースに押し込んであげれば問題ありませんので。
ケースを付けた状態はこんな感じで、特に他で売られているケースと全く変わらない付け心地です。
Apple Pencilの固定パーツは下記のようにマグネットの吸着を補う形でケースに固定できるので、落としたりカバンの中で外れてしまうことを防いでくれるのは素晴らしいアイデアだと思いました。
当たり前ですがApple Pencilの充電やペアリングもちゃんとできるので安心してください。
それ以外にもケースの上部や下部は、Touch IDやスピーカー用に穴があいているためそれらの利用を妨げませんし、背面のカメラもフラッシュまでしっかり機能するように設計されています。
背面充電のためにプレートや基板が仕込まれている分、薄手のケースよりは多少重さがあるもののApple Pencilの固定パーツと合わせても重さは約99gで、前に紹介した純正のSmart Folioは蓋が付いていることもあって約105gだったこともあり、重いと感じるような重さではないと思いました。
そしてその仕様のおかげで、付属の充電器を用いることで背面充電できるようになるというのがこのケースの最大の特徴です。
このアダプターにはマグネットが仕込んであるため、背面に近づけるだけで吸着し固定されます。
磁力もかなり強くApple純正のMagSafe充電器とは比べ物にならないくらいガッチリくっつくので、決しておすすめはしませんがこのままケーブルを持ってiPadを浮かせることが出来るくらい強力です。
なお、アダプターは付属しないので自身で用意する必要があるのですが、推奨は45W以上のアダプターとのことで、iPadに付属するアダプターは20Wなので充電できないことはないですがおすすめできません。
MacBook Proをお持ちの人はそのアダプターであれば61Wなのでお使いいただけます。
ただMacBookもAirの充電器だと30Wなので気をつけてください。
市販のアダプターだと去年発売された下記のAnker Nano II 45Wあたりが安価でコンパクトなのでおすすめです。
このワット数でUSB-Cポートのアダプターを持っている人はあまり多くないかもしれないので、持っていると他のことにも使えて便利ではありますが、このケースのためにアダプターまで買う必要があるとなるとちょっとマイナスポイントかもしれませんね。
とは言えこのおかげで背面充電が可能になるわけですから、それを求める人は他に同じことが出来るケースは今のところないですし、背に腹は変えられないのかなと。
そういった人がどのくらいいるかも分かりませんが、これでiPad mini 6を両手持ちしながらケーブルに邪魔されることなくゲームを楽しめるようになるというわけです!
まぁ充電しながらのゲームこそバッテリーの寿命を考えるとあまり推奨しませんけどねw
MagEZ Charging Stand レビュー
そんな狭いゲームユーザーのみに向けられた製品で終わらないために、一緒に紹介するもう1つの「MagEZ Charging Stand」があります。
その名の通りiPad mini 6用の充電スタンドで、先ほどのMagEZ Case Proを付けて初めて使えるスタンドとなるので、このスタンドのみの購入はやめましょう。
随分と大きく重い箱を開けるとぴったりとスタンドが収まっていました。
中身はシンプルでスタンドの土台とモニターアーム、USB-Cケーブルに説明書という4点セットです。
先に組み立てる必要があるので、組み立てながら細部を紹介していきましょう。
まずはこちらのモニターアーム。
根元がUSB-C端子になっていて、iPadが取り付けられる頭の部分は先ほど紹介した充電器と同じような仕組みになっています。
土台側にはそれが差し込める隙間があるため、スライドして差し込むだけです。
このままでも自立してそこそこ安定しますが、簡単に抜けてしまうので、土台の裏側にある六角ネジを付属の六角レンチで締めて固定しましょう。
ちなみにこの六角レンチ、土台の下に隠れていてなんとマグネットでくっついて収納されているのは失くす心配もないし、素晴らしい仕様だなと思いました。
そしてこの六角レンチを収納するところの脇にもう1つUSB-Cポートがあるので、そこに付属のケーブルを繋いでアダプターへ接続し、電源を供給します。
これで組み立ては完了!
組み立てた状態での重さは約688gとなかなかの重さで、見た目にもかなり重厚感がありますね。
あとはここにMagEZ Case Proの付いたiPadを近づけるだけで、充電器同様マグネットでケースとスタンドが吸着して充電されます。
こちらも先ほどの充電器と同じくかなりしっかりとくっついてくれて、スタンド部分を持って振り回しても外れて落ちることはありません。(試す場合は自己責任でね←)
高さは約15cmあるため、目線としては一般的なディスプレイモニターのような高さで良い感じです。
角度は上向きがこのくらいで
下向きがこのくらい。
ヒンジの固さもちょうどよくて、片手でiPadを動かすだけで簡単に角度調整できますし、更にそのままiPadを廻せば縦向きにすることも可能です。
基本的にシームレスに360°回転するものの、90°毎にカチっとハマるクリック感があるので縦向きと横向きで真っ直ぐ止まってくれるのが良く出来ていると思いました。
またこのMagEZ Charging Standはアーム部分での充電のみならず、土台部分にてiPhoneやAirPods等の充電も出来るのが凄いんです!
※こちらはAirPodsではなくRedmi Buds 3 Proですけど。
iPadとiPhone分の充電ケーブルがないだけで、こんなにもデスク上がスッキリするなんて…。欲を言えばオプションか何かでApple Watchまで充電できるようになったりしませんかね?w
この土台の充電に関してはマグネット式ではないものの、土台部分がそこそこ広いのでiPhone 12 Pro Maxのような大きなスマホを置いても土台から落ちてしまうこともなければ、割と適当に置いてもちゃんと充電されるのも良いと思いました。
なお、土台での充電中には土台下のLEDが白く光る仕様になっているのが地味なお洒落ポイントですw
先ほどのMagEZ Case Proと合わせて使うことで、ここまで多様な使い方が出来るようになるのがこのMagEZ Charging Standというわけですね。
それぞれの使用感とメリット・デメリットについて
そんな特徴を持ったPITAKAのMagEZ Case ProとMagEZ Charging Stand。
例えばこのようにBluetoothキーボードやマウスを接続すれば、iPad mini 6をデスクトップPCのように使うことが出来るようになるのもとても良いと思いました。
iPadのスタンドと言えば以前にMOFTから提供を受けてMOFT Floatを紹介させていただきましたが、MOFT FloatはiPad mini用がないですし、PCライクな使い方という点では今回のMagEZ Charging Standの方が高さがあるので目線が高いおかげでより疲れづらいですからね。
※左がMOFT FloatとiPad Air 5の組み合わせ。
ちなみに先ほどの画像の折り畳みキーボードはMOFT Floatと一緒に提供いただいたMOFTの折り畳みキーボードで、トラックパッドもついていてマルチペアリングにも対応しているので、ちょっと挙動が不安定になる瞬間もありますが、iPadでの利用におすすめです。
※こちらOEM製品でMOFTのロゴが入らなくて良いという人は下のものが全く同じで安いです。
MOFT Floatと合わせてキーボードの使用感を知りたい方はこちらの記事も是非!
MOFTの記事でも触れているように、PITAKAの場合ももちろんPCの横に並べてSideCar機能を使ったサブディスプレイ化やリモート会議用のセカンドデバイスとしても使いやすいのは言うまでもありませんので。
スタンドが重くて頑丈なためMOFTと違ってスタンドに付けた状態で画面に触れてもiPadが揺れたりしないのはMagEZ Charging Standの強みとも言えると思いました。
逆に使いづらい点で言うと、スタンドは持ち運ぶことを想定されていないので家で使う分にはとても便利なものの、ひとたびiPadを外に持ち出すとなるとケースだけの状態ではiPadを立てることが出来ないので、例えばカフェでiPadを置きながら動画を楽しむといったシチュエーションでは困ります。
同じ感じで、Apple Pencilで文字や絵を描く場合も机にベタ置きでは書きづらいため、スタンドがないとなると空いた手でiPadを持ちながら書かなくてはいけないというのが頻繁に使う人には問題になりそうです。
また、出先で充電するということを考えると、常に専用のマグネット充電器と45W以上のアダプターを持ち歩かなきゃいけないのも微妙かなと。
まぁケースを外せば有線充電出来るので問題ないと言えばないんですけど、やっぱりこういうケースって何度も付け外ししたくないですからね。
それと同じようなことで言うと、唯一のUSB-Cポートがなくなってしまうのでポートを介したデータの移行を頻繁に使う人には向かないと思います。
これ、単純にケースの外側に有線接続できるようにポートを1つでも付ければ良かったのにって思っちゃうんですが、何か技術的に難しいんでしょうかね?
そのポートとちょっとしたスタンドをケースに付与するだけでかなり弱点を克服できると思うので、もし今後モデルチェンジするようなことがあれば実現して欲しいと思いました。
そして、そんなメリットやデメリットがありつつ、それぞれの価格が
MagEZ Case Pro – 9,999円
MagEZ Charging Stand – 16,599円
と、単純にケースや充電スタンドと考えるとどうしても高く感じるのがネックかなと。(どちらも税込)
まぁ個人的には機能面や頑丈でスタイリッシュな造りを考えたら値段相応だと思いますけどね。
さいごに
という感じで、今回はPITAKAのiPad mini 6用のケース「MagEZ Case Pro」とワイヤレス充電スタンド「MagEZ Charging Stand」をレビューしましたが、いかがだったでしょうか?
実際に試してみて思ったのは、頻繁に持ち出す人向けというよりは、家やオフィスといった決まったシチュエーションでの利用がメインという人向けの製品であるということですかね。
あと、スタンドに付けた状態でApple Pencilを使うのは出来なくはないものの決してやりやすくはないので、ペンの利用が多い人にはあまりおすすめできず、やはりキーボードと併用してテキストを打つとかリモート会議やPCのサブディスプレイとして使いたい人へおすすめしたい製品だと思いました。
ちょうどそんな使い方を模索されていた方は、少し値段は張りますが是非検討してみていただけると!
ちなみに昨日の記事末でも書いたのと同じで、PITAKAの公式ページでは初めての注文に限りメルマガの登録で10%オフのクーポンが発行されるので、初めて購入する場合にはそちらのクーポンをご活用いただくのがおすすめです。
PITAKA公式サイト
https://pitakajapan.com
※ページ最下部左に表示されるプレゼントボックスマークより。
また、東京都有楽町にある「b8ta Tokyo – Yurakucho」では、期間限定でPITAKA製品に実際に触れられる展示会をやっているとのことなので、近くにお住まいの方は足を運んで実物を手に取ってみてください。(9月30日までなのでお早めに!)
イベントの詳細は下記ページにて。
タッチ&トライイベント「PITAKAブランド 新製品展示会」を日本初開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000107592.html
展示会での購入は出来ないようですが、手に取ってみて良いと思ったら公式ページやアマゾンで買うということみたいです。
そんなわけで、前回から2回に渡ってお送りしてきたPITAKAの案件レビューも以上となります。
Apple製品ユーザーであれば何かしら刺さる製品があるかもしれませんので、気になる方は是非前回の記事も読んでみてくださいね!
当ブログでは今後もこういった提供製品のみならず筆者が気になった製品を様々紹介していきますので、参考になったという方はお気に入り登録いただくか、筆者のTwitterでもフォローいただけると幸いです。
それでは、また次回もお楽しみにー!