というわけで今回はこちら!
今更感しかないネタですが、タイトル通り、日本では定番ヘッドホンとまで言われているSONYのMDR-CD900STのイヤーパッドを交換しつつ、更に内部のウレタン等も一緒にメンテナンスしていこうと思います!
防音ブース用とパソコン用とちょうど2つあるので、片方は純正品、もう片方には互換品を取り付けて、その違いも比較しながらお伝えできればなと。
それでは早速いきましょう!
目次
交換イヤーパッドとメンテナンス品紹介
まずは交換するイヤーパッドの紹介を。
1つ目はヘッドホンに最初から付いているものと同じ、SONYの純正イヤーパッドです。
SONY ( ソニー ) / 2-115-695-01/02 MDR-CD900ST用イヤーパッド
これ、イヤーパッドとしては薄いし、使ってるうちに表面の皮がボロボロ剥がれるし、良いことがないんですよねw
今回交換するイヤーパッドもこんな状態。
きったね〜w
もちろんその分互換品より安いですし、イヤーパッドを変えると音も変わるのと言われているので、個人的には元々の900STの音に慣れていることもあって、これまでは純正品で交換を続けてきました。
ただ、安くて薄い分、長時間使っていると耳が物理的に痛くなるのが玉に瑕で、実際互換品を使ったらそれがどのくらい軽減されて音もどのくらい変わるんだろうとふと疑問に思い、一度試しに互換品を取り付けて検証してみようと思い立ったのが、事の発端になります。
その互換品がこちら。
YAXI ( ヤクシー ) / Studio Headphone DX ブルー&レッド stpad-DX-LR
相当前から出ているもので噂はかねがね聞いておりました。
既に使っている人も多いかもしれませんね。
色が付いていてLRの視認性が高く、純正品より厚みもあるので、耳の痛みも軽減するんですって。
その分音も変わるとのことですが、そこら辺はどのくらいなもんなのかなと。
ちなみに、イヤーパッド以外にもヘッドホン内部にはウレタンリングやイヤーカップ(ハウジング)部分のミクロングラスというものも交換が可能で、今回はそれも一緒に購入してあります。
SONY ( ソニー ) / 2-113-149-01/02
SONY ( ソニー ) / 2-115-697-01 MDR-CD900ST用ミクロングラス
どの部分のことかは、この後実際に交換しながら紹介していきましょう。
MDR-CD900STイヤーパッドの交換方法
さて、ここからは交換方法の解説です。
最初に、現在付いているイヤーパッドを外していきます。
イヤーカップを押さえながらイヤーパッドの付け根を引っ張れば簡単に外せました。
どうせ捨てるので割と強引にやってくださいw
これで丸裸に。
イヤーパッドを交換するだけで良ければ、ここから新しいイヤーパッドを取り付けるだけですが、今回はその他にも交換部品があるので、先にそちらを換えちゃいましょう。
そのために音が出るドライバー(真ん中の銀色のパーツ)部分の周りにあるネジを外していきます。
するとドライバーが外枠ごと外れ、ハウジング内へアクセスできます。
そう、ここにミクロングラスが入っているんですね。
これも素材が変わると音も変わるとのことで、今回は購入後初めての交換となりますが、中のミクロングラスはこんな感じに変色してヨレヨレになっていました。
※LRそれぞれ新品との比較。
特に接着などはされていないので、摘んで抜いて新しいものを入れるだけでOKです。
一応裏表があるようで、網目模様になっている方が内側だそうなので気をつけてください。
※左が内側にくるように入れます。
意味があるか分かりませんが、伸びていた配線は周りに逃しておきました。
交換前はミクロングラスの上に重なっていたので、あまり気にしなくて良いのかもしれませんけどね。
ミクロングラスの交換が終わったらネジを締め戻し、次はウレタンリングを交換します。
リングなんて付いてたの?ってくらいボロボロになっていますけどw
粘着テープで付いているだけなので、こちらも指で摘んで引っ張れば綺麗に剥がれます。
長く放置していると粘着が溶けてなかなか剥がせない場合もありますが、外側から爪で引っ掛けるより、内側から爪で引っ掛ける方が剥がしやすいかもしれません。
砕けたウレタンがドライバー内に入らないよう、注意です。
僕のも相当ボロボロでドライバー周りにも入り込んでいたため、ピンセットを使って取り除きつつ、粘着残りもティッシュで拭いたり、ドライバーにも軽くエアーを噴いてお掃除しました。
かなり綺麗になりましたね。
そしたら、そのままウレタンリングを貼り直しましょう。
裏表はこんな感じになっていて、フィルムを剥がすと粘着面があらわれるので、丸い枠に合わせて慎重に貼り付けます。
貼り間違えて一回剥がすと粘着力が弱くなってしまうので、一発勝負ですよ!w
無事に貼れたら隠れてしまったドライバー部分のところのみを摘んで、真ん中をくり抜きます。
結構粘着力が強いので思い切ってやりましょう。
これでウレタンリングの交換もバッチリ!
最後に、本題でもあるイヤーパッドを取り付けたら作業終了です。
裏表はこんな感じ。
イヤーパッドの周りのヒダをヘッドホンの溝に入れていく感じですね。
外した時と同様、軽く引っ張っても破れたりはしないので、引っ張って広げて、ベッドカバーを付けるようなイメージだと思うと分かりやすいですかね。
下記画像のように、このあたりを持って引っ張ると良いと思います。
最後の方はこうやって一度全て大きく被せて、その後で端から溝に入れていけば大丈夫です。
全てのヒダが溝に入ったら、イヤーパッド全体を掴んで軽く回してフィットさせてください。
というわけで、無事完成!
おお〜新品みたいじゃーん。
ここまでの手順は純正品にて紹介しましたが、同じ作業を繰り返して、もう1つは互換品を取り付けました。
別物のヘッドホンみたいですね!
パーツが新品になるだけでテンション上がります!!
ちなみにYAXIの方がイヤーパッドのヒダが長く素材も柔らかかったので、付けやすかったです。
2つとも見違えるように綺麗になりましたね。
CD900ST純正イヤーパッド vs 互換イヤーパッド比較レビュー
それでは、このまま両者の使用感を比較していきましょう。
まずは見た目。
これは好みにもよりますかね。
YAXIの方、色のせいかちょっとチープに見えるような気がしなくもないかな?
この配色だとどうしてもタミヤを思い出しちゃうのは僕だけでしょうかw
女の子にはカワイイ〜とか言われそうですけどw(んなことないか)
まぁ高級感なんて演出する必要はないので、機能性を重視した見た目ということでしょう。
ヘッドホンにも色付きのLR表記がありますが、付ける時に一瞬確認しますもんね。
それが遠目からすぐに分かるのは良いと思います。
続いては装着感。
これは圧倒的に互換品であるYAXIの優勝でした!
フカフカ感が全然違うわ!!
見た目にも厚さが違いますし、耳の密閉度合いも変わるので、そりゃ聴こえ方も変わりますよね。
最後はそんな気になる音について。
純正品が基準だとしたら、YAXIの方が厚みがあって耳全体が覆われている分、若干高域が抑えられて丸い感じです。
まぁとは言えほぼプラシーボ(気のせい)レベルで、そんなにめちゃくちゃ変わるかと言われると、やはり同じヘッドホンですし、そこまで大きな変化ではないので問題はないと思います!
じゃあ両方とも互換品を付けた方が耳に優しくね?っていうねw
純正品は毎日使っていると割とすぐボロボロになってしまうマイナスポイントもありますし、YAXIのがどのくらい耐久力があるのかも気になるところですが、もし長持ちするようであれば、次に交換する時にはどちらもYAXIにしようかなと思いました!
さいごに
いかがだったでしょうか?
CD900STのみならず、家に買ったままの状態のヘッドホンが転がっていた人はこれを機にメンテナンスして復活させてみると、気持ちも一新出来てさらに制作に身が入るかもしれません!
またその際には今回のようにイヤーパッドをアップグレードさせてみると、より利便性も増して一石二鳥かも。
今回紹介したYAXIのイヤーパッドは他のヘッドホンにも対応しているので、他製品を使っている人も検討できますからね。
ちなみにサウンドハウスでは上記に書いた交換方法がそれぞれめちゃくちゃ分かりやすい動画でまとめられています。(それを貼るだけで良かった説w)
商品リンク内に動画が貼られているので、そちらも参考にしてみていただけると。
SONY ( ソニー ) / 2-115-695-01/02 MDR-CD900ST用イヤーパッド
SONY ( ソニー ) / 2-113-149-01/02
SONY ( ソニー ) / 2-115-697-01 MDR-CD900ST用ミクロングラス
あと、本編とは全く関係ないですが、今回からブログの画像用に撮影ボックスなるものを導入してみたんですが、どうでした?w
ちょっとした小物なら机の上でパパっと撮っちゃうんですが、角度を変えて撮りたい時に部屋が汚いのがバレちゃうので、少し前から検討していたんですよねw
個人的には安かった割にライトの調光も出来てなかなか良かったかなと。
一眼カメラで画質を上げていこうとかは全く考えてないですが、モノによってはこういうのを使って背景のごちゃごちゃが気にならない画像を撮っていこうと思います!
※購入当時のものが売り切れたようなので仕様が一番似ているものに差し替えました。
これに関してはレビューを書く程でもないから軽い紹介ということでw
そんなわけで、今後も当ブログをお楽しみいただけると幸いです!
それではまたー。