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【年中セール?!】Addictive Drums 2 Customを買う前に知っておくこと|XLN Audio

投稿日:2020年1月7日 更新日:

※2023年3月、大幅な記事のリライトを行い最新の情報に更新しました。

DTMerの皆さん、ごきげんよう!ドラム打ち込みしてますかー?(唐突な呼びかけ)

ここ数年は色々なドラム音源が発売されて、始めたばかりの人はそもそもどれを買ったら良いかなんて悩んでいる方も多いかもしれませんね。

界隈で流行っているのは、SUPERIOR DRUMMER 3BFD 3Steven Slate Drums 5 Addictive Drums 2の四強かなと個人的には思っていますが、それぞれ特徴があって、どれを選んでも間違いはないので、音を聴いてテンションが上がるものを選ぶのが良いと思います!

上記の4つに関して、勝手なイメージを書かせてもらうと

SUPERIOR DRUMMER 3
特にいじらなくてもプリセットがテンションの上がる音。値段は高いけど241GBと大容量。CPU負荷もそこまで重くない。最近はAD2よりこっち派。

BFD3
生ドラムの追求。ドラムをマイク録りしたままの音がするのでミックスされたデモの音源のイメージで立ち上げて鳴らすと「え?」ってなる。音源で聴くような音にするには技術が必要だけど、それが出来れば一番打ち込みってバレづらいかも。でも初心者には扱いこなすのが難しいと思う。

Steven Slate Drums 5
なぜかドラマーの人が多く使ってる印象があるので、ドラマーにしか分からない音の良さがあるのかもしれない。ミックスされた音って感じだけど、アタック強めというよりは柔らかめな印象。ラウドとか激しめなロックには向かないかも。動作が重いのが難点。

Addictive Drums 2
SUPERIOR DRUMMER 3と同じくテンションの上がる音で、さらに派手な音。それが故に打ち込み臭いと言われてる。だがそれが良い。安い、そして軽い。(容量も動作も)

という感じです。

この他にも近年、革命的なベース音源MODO BASSを開発したIK MultimediaがMODO DRUMという新ドラム音源を発表して話題になったので、今後この四強の中に首を突っ込んでくるかもしれませんし、余計迷っちゃいますよね〜。

個人的にはお金に制限がないのであれば最近は俄然SUPERIOR DRUMMER 3を推しているんですが、初心者DTMerでそんな人は稀なので、色々考えると結局最初はAddictive Drums 2を勧めざるを得ない感があるんですが、皆さんはいかがでしょうか?w(ノートPCユーザーも多くて、容量の大きさも何気にネックだったりしますしね)

そんなわけで前フリが長くなりましたけど、今回は改めてAddictive Drums 2にスポットを当てた記事を書いていきたいと思います!

Addictive Drums 2の仕組み

上記の流れからも分かる通り、Addictive Drums 2(以下AD2)ってDTMerの誰しもが一番最初に通る可能性が高いドラム音源なんじゃないかと思うんですが、いざ買うぞ!って思って販売サイトに行ってみると、沢山の種類が出てきて混乱する人が多いのもよく耳にします。

基本的にはバンドル売りされているので、それで買うのが良いんですが、その際に覚えておいて欲しいのは

  • ADpaks(ドラムセット)
  • MIDIpaks(ドラムパターン)
  • Kitpiece Paks(キットパーツ)

という3要素に分かれており、それぞれを個別に買うこともできますが、バンドル(セット)売りの方がお得に買えるよーという仕組みになっていることです。

ただ、上記の3要素とバンドルが複雑に絡みあっていて、ちゃんと理解して買わないと普通に損なので、ここでしっかり予習して、損をしない買い物をしてください!

バンドルの紹介

そんなAD2のバンドルは2023年の3月現在で全14種類ありますが、基本的には最初に紹介する4種類のどれかから選べば損をすることはないので、覚えておきましょう。

その4つが以下の通りです。

Complete Collection

というわけで、まず1つ目の『Complete Collection』から紹介していきますが、こちらはその名の通り全部入りバンドルで、販売されている全てのADpaks、MIDIpaks、Kitpiece Paksが入っているので、お金に余裕があって、迷うことなくオールジャンルに対応したいという人のためのバンドルとなっています。

これさえあればAddictive Drums 2の全てを得られ、それでいて他のバンドルを買っていくよりもリーズナブルなので、そういった意味ではオススメと言えるものの、全部使うかと言われるとそれだったら他のドラムソフトの選択肢もあるかなとは思うので、それらをしっかり吟味した上で、欲しいADpaksが17個以上になりそうでその時点でのセール価格を計算した時にこっちを買った方がお得な場合には、こちらを選ぶというのが良いと思います。(ADpaks16個までは次のXXLとXLを単体で購入した方が定価で計算しても安いので)

Custom XXL Collection

続いて、2021年にシリーズラインナップが刷新され、新たに追加されたバンドルがこちらの『Custom XXL Collection』で、このバンドルでは好きなADpaks、MIDIpaks、Kitpiece Paksを自由に10個ずつ選べるバンドルになっています。

先程のComplete Collectionでは迷うことなくオールジャンルに対応したいならと言いましたが、自身でしっかり音を判断して選べる人ならこのバンドルでも充分オールジャンルに対応可能で、同じジャンルの中でも各部の音にこだわりたいという人に向いているバンドルです。

あとにも書いていますが、AD2は持っているADpaksのスネアやキック、シンバル等自由に組み替えることができますからね。

その追加パーツのためにKitpiece Paksが用意されていたりもしますが、ADpasksを多く持つということは自分で組めるドラムセットのバリエーションも増えるということになりますので。

次のXLでは選びきれない!という人で、セール価格を計算してCustom(無印)とXLを購入するよりもお得になる場合にはこちらを選ぶというのが良いと思います。

Custom XL Collection

XXLまでの仕組みを理解してもらえるとあとは分かりやすいのですが、『Custom XL Collection』では選べるADpaks、MIDIpaks、Kitpiece Paksが6つずつになるバンドルとなっています。

こちらも次項にて詳しく書いていますが、XXLより各パーツの音の自由度はないものの、6つでも充分オールジャンルに対応できるため、DTMを始めたばかりの人で割と幅広いジャンルの音楽を好み作っていきたいと思っている人はこのバンドルを選ぶのがオススメです。

ただ、稀にタイミングとセール価格によっては次のCustomを2つ買う方がお買い得な時があるので、いくつかの販売サイトを確認して、損をしないよう注意してください。

Custom Collection

4つ目は一応こちらがスタンダードなバンドルとなる『Custom Collectin』で、こちらは好きなADpaks、MIDIpaks、Kitpiece Paksが3つずつ選べるバンドルです。

3つだけだとさすがに広いジャンルをカバーすることは出来ないものの、ロック調が中心とか、ジャズっぽいものばかり作りたいといったように、ある程度ジャンルが定まっていたり、逆に本当に初心者でまだどんなものを作るか分からないという人はこのバンドルを選ぶのが良いと思います。

制作を続けていく中で新しいADpaksが欲しくなったら、あとから再度Custom Collectionを買い足して更に3つ追加するということも可能なので、初回購入時に焦ってXLやXXLを買う必要もないかなと思うので、まずはこのバンドルから始めてみるというのが誰もが通るAD2のスタートですので。

その他ジャンル別バンドル

基本的には上記4つのバンドルの中から購入を検討して欲しいですが、販売バンドルとしては他にも用意されていて、一応紹介しておくと以下のようになっています。

それぞれにジャンル名が付けられている通り、そのジャンルをカバーできるようなADpaksとMIDIpaksが2つずつ選んであるバンドルになっていて、その分Customより定価で比べるとほんの少し安くなっていますが、Customは頻繁にセールになるものの、こちらのバンドルがセールになることはあまりないことや、ADpaksとMIDIpaksも1つ少なく、KitpiecePaksが付いてこないこと等を考えると、わざわざこのバンドルを選ぶ理由はないかなというのが僕の見解です。

ただ、ジャンル毎のAD&MIDIpaksの参考にはなると思うので、このバンドルでジャンル別のオススメのパックを確認して、Customを購入した際に選ぶパックの参考にするというところでは役に立つのではないかなと。

以上が現在販売されているバンドルの全てです。

オススメの買い方

自由に選べるものを買うのが良いとなると、じゃあ結局どれを選べばええねんって話になると思うのですが、僕がオススメするHibiki’s Customをご紹介するのであれば、なるべくオールジャンルを網羅できるという観点で、Custom XL Collectionを購入し

  • Studio Pop
  • Modern Jazz Brushes
  • Modern Jazz Sticks
  • Reel Machine
  • Metal
  • Session Percussion

が一番賢いADpaksの選び方なのではないかと思っています。

これにKitpiece PaksでBongo、Cajon、Djembe、Sangban、Panderio、Timbauの6つを選べば民族楽器にも幅広く対応できますからね。

Jazzも民族音楽も一生関わらんわって人には合わないですけど、商業作曲家を目指す人にはこれがオススメかなと思います。

とは言え、もっと具体的に作りたいジャンルが定まっている人はそれに合わせて購入するのが一番良いので、各パックを視聴して好みのものを選んでいただけると!

それ以外のパターンで、もしギターをやっている人で歌モノや激しめのロック、ちょっとラウドっぽい曲を中心に作るという人はCustom Collectionを購入し

  • Studio Pop
  • Metal
  • Reel Machine

あたりを選ぶのが良いと思います。

ロックを作りたいからってStudio RockとかBlack Velvetとかって選びがちなんですけど、あくまで個人の所感ですが、大半のロックはStudio Popの方が音抜けが良くて合いますし、ラウド系で聴かれるようなアタック感のあるキックの音はStudio RockやBlack Velvetでは出ないので、太鼓類はStudio Popキックと金物はMetal、それにReel Machineのデジタルのキックとハットを混ぜるみたいな音作りが一番それっぽくなるので、そういうのが好きで作りたい人は、悪いことは言わないので上記3パックを激推ししますw

もちろんStudio RockやBlack Velvetも使い所はあるし良いんですけど、守備範囲が広いのはStudio Popって感じなんですよね。

そんなことを想像しつつ、ご自身のスタイルに合わせてまずはADpaksから選んでみてください。

ADpaksの視聴こちらから。

で、やはり一番大事なのはこのADpaksの部分で、ここを一番吟味して欲しいんですが、MIDIpaksやKitpiece Paksが難しいんですよね。

だってMIDIpaksとか結局使ってないもんw

視聴すると凄く良いしもちろん使えるんですけど、探すのが面倒だったり、結局オリジナルの曲にぴったりはハマらないので、それなら自分でイチから打つわ!っていうww

ほんとにネタに困った時とか、何かアイデアのきっかけにちょっと聴いて参考にしてっていうのはありますけど、そこから組み上げていくってことはなかなかないのが個人的な印象です。

でもDTM初心者の人で、ドラムの打ち込みの右も左も分からんって人にとってはかなり使えると思うので、面倒なんですけど1つずつ視聴してピンとくるものを選んでくれとしか言いようがないですね。

MIDIpaksの視聴こちらから。

Kitpiece Paksも一緒で、僕は民族楽器系の音源を1つも持っていない時に買ったので、全部そっち系にしたんですが、これも人によっては全く使わないという人もいると思うので、追加のキックやスネアを良い音か分からないかもしれませんが、直感で選ぶしかないと思います。

Kitpiece Paksの視聴こちらから。

ちなみに選択するパックは最初に全部選ぶ必要はないので、とりあえず好きなADpaksだけ選んでおいて、MIDIpaksやKitpiece Paksは後から選ぶのも良いかもしれません。

また、前項でも書いたようにCustomを買ったあとにやっぱりXLにしておけば良かった!と思った場合も、再びCustomを追加購入すれば結局XLを買ったことと同じになるだけなので、とりあえず最初はCustomで様子見というのも有りですね。

セール情報

ここからはそのAD2の実際の購入についてですが、いつも言っている通りプラグインはよほど急ぎで必要でない限り定価で買ってはいけません!

特にAD2は年中セールやってんの?ってくらい定価で売られていることの方が珍しいですw

恐らくですけど、各代理店が安い時にシリアルを大量に仕入れて、それを在庫が無くなるまで売っているという感じだからだと思います。

定価は前述の画像にもある通りXXLが499ドル、XLが325ドル、Customが169ドルなので、日本円130円レートで約65,000円(XXL)、約43,000円(XL)、約22,000円(Custom)程度というのを頭に入れておいて、それと比較してどのくらいお得になっているかを確認の上、購入するのが良いのではないかと。

まぁ現在は為替の変動も激しいのであくまで目安ですけどね。

ちなみに過去の最安価格はブラックフライデー時での半額です。

以下に各販売サイトでの商品リンクを掲載しておくので、是非比較した上で検討してみてください。

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年間を通して見ているとやはりサウンドハウスが半額時のライセンスをかなり仕入れているようで、割と長い期間セール価格にて販売している気がするので、サウンドハウスあたりからチェックしてみると良いかもしれません。

なお、全部入りのComplete Collectionがセールになることはほとんどないので、基本的には欲しいパックの数を考えて無印のCustomからXXLの3つの組み合わせで検討しつつ、それで得られる合計数よりComplete Collectionの方が数が多く価格が安くなる場合のみ、Complete Collectionを選ぶようにしましょう。(定価869ドルなので130円レートだと約113,000円)

さいごに

さて、ここまで理解できていればもう怖いものはありません!

ドラムの音がカッコいいだけで制作意欲も上がってきますからね。

最初の音源導入にAddictive Drums 2、オススメですよ~。

まぁ大半の人が最初にこのAD2を購入して、めっちゃ良い音~って感動しながら曲を作るんですが、長く使っているとこの音に飽き、他の人のドラム音源の音が良く聴こえて、新たな音源を買い足す日がやってくるんですけどねw

何事も使い分けや!!(自分に言い聞かすw)

あ、そうそう!CubaseユーザーでAD2を新規購入されるという方は、こちらの記事もチェックしてみてください〜!

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