画像だけ見たら「小型のロボ的な何か?」と思ってしまうような奇抜な見た目をしているこちら、タイトルにもあると通り、実はあのApple社の紛失防止デバイスAirTagのケースなんです。
さすが人気のある製品はそのアクセサリー1つとっても様々な会社がアイデア商品を作ってくれるので、製品の利用価値にプラスしてそういった楽しみ方も出来るのは使い甲斐がありますよね。
そんな今回はこの面白い見た目をしたケースを開発したメーカーである「PITAKA」(ピタカ)より提供いただいたので、一体どんなものなのか、詳しく紹介していこうと思います。
それでは一緒に見ていきましょう!
目次
PITAKAとは
というわけで、まずは案件恒例の企業紹介から。
PITAKAは中国の深センに本社を構える、デジタル製品の開発・製造・販売を行う会社である「Shenzhen Lingyi Innovation Technology Co.,Ltd」の1ブランドで、主にApple製品向けのケースやバッテリースタンドを販売しているメーカーとのことです。
日本ではまだそこまで知名度はないと思いますが、アラミド繊維やカーボンファイバーといった素材を用いて作られた各種ケース(iPhoneやApple Watch)が一部の界隈では知られていると思います。
かく言う僕もApple Watch用のケースとバンドが紹介されているのを何度か目にしたことがあったため、それで存在は知っていて、そこそこ良い値段はするもののスタイリッシュでカッコイイなと思っていたので、今回のレビュー依頼も二つ返事でお受けさせていただいたという経緯があります。
PITAKAという名称も一瞬「ピタカ」か「ピカタ」か分からなくなりますが、一度聞いたら「あ、あのケースの!」ってすぐに覚えられるのが良いですよね。
これを読んだあなたももう忘れられないはずですw
PitaTag for Multi-toolレビュー
そんなPITAKAから今年の6月に発売となった新商品が今回紹介する『PitaTag for Multi-tool』です。
AirTagのケースって前にAirTagのレビューをした際にも、純正のレザーリングやAppleの傘下であるBelkinのケース、さらにはノーブランド品のシリコンホルダーを紹介して、そのどれもが「ただのケース」だったわけですが、そこに唯一無二の個性をプラスしようと開発されたのが今回のPitaTag for Multi-toolということわけですね。
そう、名前の通りAirTagケースの中にアーミーナイフ(十徳ナイフ)のようなマルチツールを仕込んでしまおうというなんとも男の子が好きそうな仕様なのがこのケースの一番の特徴となっています。
確かにAirTagって鍵につけることも多いし、そこにマルチツールが一緒になっていたら便利そうですよね。
そんなわけで早速開封して中身を隅々まで確認しちゃいましょう!
箱を開けるとまずは製品紹介の薄紙と共に本体がお目見えとなります。
その下にはキーリングとそれを取り付けるためのネジと工具、そして取扱説明書が入っていました。
その説明書の通り、まずはケースにキーリングを取り付ける作業から始めます。
見て分かる通りリングからケース本体まで全てステンレスで作られているのがスタイリッシュでカッコイイですよね。
ネジは2本入っていて、1本は予備ということのようでした。
組み立ては特に複雑なこともなく、ケースの本体の上部に穴があいているのでそこにリングを置いて接合部にネジを落とし、付属のドライバーで締めていくだけです。
そうすればこんな感じで簡単にキーリングを取り付けられます。
ちなみにこのリング部分はカラビナのようになっているので、鍵やカバンに取り付けるのも外すのもとても簡単なのも気が利いていますよね。
リングの取り付けが完了したら、お次はメインとも言えるAirTagを入れます。
と、その前にちょっとだけ余談ですが、ここで使用から約1年半が経過したAirTagを見てみましょう。
きったねーw
もうすっかりリンゴマークも消えかかってしまっています。
特にこのAirTagは鍵と一緒にポケットに入れて毎日持ち歩いていたので余計にというのもありますけどね。
その証拠に財布に入れている方はこの通りキレイですから。
※こちらカードタイプの自作のAirTagケースです。
ちなみに、AirTagの電池寿命って約1年と言われていましたが、1年半経った今も一応電池は切れていません。
とは言え1年3ヶ月頃には「バッテリー残量が少なくなっています」という通知がきて、「探す」アプリ上でもバッテリー残量低下の表示が出ていて、この状態だと「一部の機能が使用できません」と表示が出るので、通知がきたら電池を交換するのがおすすめです。
なお、その使用できなくなる一部の機能についての詳細は明かされていないのですが、バッテリー交換画面の下部には「AirTagのバッテリー残量が少なくなると、一時的にプライバシー保護機能が調整されます。AirTagをBluetooth経由で追跡できる場合があります」(原文ママ)という一文が書いてあるので、結局具体的には分からないものの、そういうことみたいです。
なので、これを機に僕も電池を交換しようかなと。
AirTagのレビュー時にも書きましたが、電池の替え方はこんな感じ。
これの通りサクっと電池交換しておきました。
さて、電池も新しくしたところで話を戻しまして、AirTagをPitaTagケースへ入れていきます。
ケースの下部にもある通り、蓋の部分をAirTag本体同様、両親指で押さえながらOPENの方向に回すとこのように少しだけ動きます。
すると蓋が開くので
あとはそこにAirTagを収めるだけです。
蓋の内側はシリコンになっていて、AirTagに傷がつかないようになっているのも嬉しい仕様だと思いました。
あとは先ほどと逆の手順でPitaTagケースの蓋を閉めれば完了です。
開けるのは簡単でしたが蓋を閉めるのはちょっと固くて、親指だけだと滑って締められなかったので、結局滑りづらい布で蓋を掴んで回すという方法で閉めたので、僕と同じく手汗が多めな人は参考にしてみてください。
なお、AirTagを入れる向きについて、公式画像としては白い面が外側になるように入れることが推奨されているようですが、リンゴマーク側を外側にしても蓋は閉じられるし、問題ありませんでした。
ただ、この状態だとケースを付けた状態でAirTagの電池が外せてしまうので、それが便利と捉えるか、誰かに取られた時に電池が抜き取られやすいと考えるか、…というのが頭をよぎりました。
まぁ純正のレザーケースだってそうじゃんと言われればそれまでですが、このケース自体そこそこ高級ですし、少しでも変な事故(盗難など)を減らすということを考えると、推奨されている通り白い面を外側に向けて取り付けるのが良いと思います。
そんなこんなで無事にAirTagにPitaTagケースを取り付けられたので、あとはこれまで付けていた鍵束と合わせれば物を失くすことはないし、いざという時にはマルチツールとして使えて一石二鳥です。
金属製だからこそ見た目もお洒落で堅牢ではあるものの、AirTagを含めた全体での重さは約70gあるので、鍵と一緒だとなかなかの重量感ですけどね。(ドラムのチューニングキーも付けているので余計に…w)
もちろん金属で電波が遮られてAirTagが機能しなくなるなんてこともないし、探す機能を使って音を鳴らしてもしっかりと聴こえるので、本来の使用目的はしっかりと果たされますので。
そして、五角形の4辺にそれぞれツメが出っ張っているので、それを指の爪で引っ掛けてあげれば折り畳まれている各ツールが飛び出してきます。
ロゴの方を正面にして「左上がナイフ(1.5mm)」、「左下が六角レンチ(H2)」、「右上がマイナスドライバー(3mm)」、「右下がプラスドライバー(Ph0)」です。(括弧内は各工具のサイズ)
六角レンチなんかはサイズが合わなければ使えないのでこのサイズの出番があるのか謎ですが、プラスやマイナスドライバーに関してはそこそこ幅広いサイズにも対応できそうで良さそうな気がしますよね。
また、ナイフについては公式ページにも「パッケージを開封するのに便利」とあるように、ペーパーナイフという感じで刃に指を軽く滑らせても全く切れませんし、紙もそこそこ力を入れてようやく切れるといった感じでした。
先端も尖っていませんし、ポケットに入れていたら知らぬ間にナイフが出ていて怪我をするといったことはまずないと思うのでご安心ください。
さいごに
というわけで今回は最新のAirTagケースであるPITAKAの「PitaTag for Multi-tool」のレビューをしましたが、いかがでしたでしょうか?
Apple製品の中でもベストセラーとなったAirTagは持っている人も多いでしょうし、普段持ち歩くものだからこそ、このPitaTagケースにしておけばいざって時に役に立つと思います。
ただ、「便利でスタイリッシュで堅牢」を兼ね備えている代わりに、お値段は
7,499円(税込)
とAirTag本体よりも高いのは少し気が引けるかもしれません。
でも純正のレザーケースが5,580円ということを考えれば、あともう2,000円出してケースにマルチツールを付属させるのも悪くないと言えるんじゃないのかなと。
僕自身は今回実際に手にして試してみて、値段相応の価値はあると感じましたからね。
最近AirTagを買ってケースに迷っていた方や、今お使いのケースにもう1つ機能を持たせたいという方は、是非ご検討いただければと思います!
ちなみにPITAKA公式ページでは初めての注文に限りメルマガの登録で10%オフのクーポンが発行されるので、初めて購入する場合にはそちらのクーポンをご活用いただくのがおすすめということも覚えておいてください。
PITAKA公式サイト
https://pitakajapan.com
※ページ最下部左に表示されるプレゼントボックスマークより。
また、東京の有楽町にある「b8ta Tokyo – Yurakucho」では、期間限定でPITAKA製品に実際に触れられる展示会をやっているとのことなので、近くにお住まいの方は足を運んで実物を見ていただくのがおすすめです。(9月30日までなのでお早めに!)
イベントの詳細は下記ページをご覧ください。
タッチ&トライイベント「PITAKAブランド 新製品展示会」を日本初開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000107592.html
展示会での購入は出来ないようですが、手に取ってみて良いと思ったら公式ページやアマゾンで買えば良いですからね。
そんな感じで、当ブログでは他にもITガジェットから生活家電、音楽機材等、幅広くレビューや使い方の解説を掲載しておりますので、気になるものがあれば他の記事もチェックしてもらえると嬉しいです。
つい最近Appleが新製品を発表したこともあり、今後しばらくはAppleの関連製品が続きますので、そちらもお楽しみに!
それでは、また次回に〜。
追記:PITAKAさんよりiPad mini 6用の製品も提供いただきレビューしました!良ければこちらもご覧ください。