![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/adsense_tw-1024x536.png)
どうも、すっかりブロガーのひびきです。
先日Gmailを開いたらGoogle AdSenseよりこんなメールが届いていました。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-03-31-9.37.44-1024x482.png)
“お客様のAdSenseアカウントでの広告配信を制限しました“
なんやこれ?!
ブログをスタートさせてから初めての経験だったので少し焦りました…。
もちろん何かをした覚えも全くありません。
というわけで今回は同じような警告メールがきた人のためにも、このメールの理由と解決方法をお伝えしようと思います。
それではいきましょう!
目次
Google AdSenseとは
ここに辿り着く人は既にGoogle AdSenseをお使いの方がほとんどかとは思いますが、知らない人のために一応ざっくりとGoogle AdSenseの説明をしておきます。
端的に言えば広告配信のことで、自身のサイトやYouTube等にGoogleが契約している企業の広告を貼り付けられる機能となっており、それがクリックされたり実際に成約(商品が買われる等)すると、それに応じた報酬がサイト主やYouTubeクリエーターに入るという仕組みのことです。
厳密に言うとサイト用の広告とYouTube用の広告は種類が違って、サイトではただバナー広告が表示されるだけで、YouTubeの方は動画なので、報酬発生の条件も違いますけどね。
YouTuberが月に何百万円も稼ぐなんて言うのを聞いたことがある人も多いと思いますが、あれはこのAdSenseでの広告収入のみということを考えると凄い仕組みです。(その他に案件とかもあるでしょうけど)
じゃあこのブログでもそんなもの凄い金額稼いでいるかと言うと、そんなことはなく、僕のブログの収益のほとんどは他サービスによるアフィリエイトが主で、AdSenseでの収益は全体の1割にも満たないので、今回のことも大した問題ではないと言えばないのですが、とは言えゼロではないし、身に覚えもないのに濡れ衣を着せられるのは良い気がしませんからね。
なぜAdSense広告が制限されてしまったのか…、その原因と解決策を探ろうというのが今回の主題です。
ちなみにこのGoogle広告では「リスティング広告」というのものが採用されており、ユーザーが実際に検索したワード等を元に興味のありそうな内容の広告を表示させることで成約率を上げています。
なのでご覧いただければ分かる通り、このブログにもトップヘッダーや記事の下に企業広告が掲載されていますが、見ている人によって表示される広告は違いますし、恐らく皆さんが一度でも検索した内容に近いものやクリックしたことのある広告等が表示されているのはそういう理由です。
ブログ運営をやっていて感じることとして、アフィリエイト広告は月によって多少バラつきがあるものの、リスティング広告に関してはPV数に対する割合がほとんど決まっている感じがあって、大体1PVあたり0.1円くらいなので、月間200万PVくらい取れるサイトになるとAdSenseだけで生きていけそうな感じですかねw
まぁ実際にはAdSenseだけやるなんてサイトは多くないでしょうし、アフィリエイトも含め総合的に言うと1PV1円くらいになるので、200万PVも取れたらとんでもないことですけどもww
トップYouTuberなんて言われている方々はそういう巨大なサイト以上の再生数を取っているので、単純計算しても月に何百万円どころじゃないのが目に見えて分かりますよね。(YouTubeの相場は1再生あたり0.1〜0.4円くらいと言われています)
そう考えると月間8万PVのこのブログなんてのはまだまだ吹けば飛ぶレベルですが、いつかは100万PVとか取れるようにボチボチ頑張っていこうと思います!(謎の宣言w)
広告配信制限メールの概要
そんな弱小な僕のブログに来た一通のメール…、酷いよGoogleさん!w
まぁ理由もなくただ事実だけを伝えられるだけであれば打つ手もありませんが、そこは天下のGoogle様。
ちゃんとメールに理由が書かれていました。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-03-31-9.38.39-1024x502.png)
要約すると
不正に広告収益をあげる目的と思われる無効なトラフィックが検出された。
ということです。
つまり、自分もしくは他の誰かが広告収益をあげるために連続してクリックしているような挙動が検出されたと。
え〜、誰ぇ?!!
ぶっちゃけGoogle AdSenseなんて自分とか他人がポチポチクリックしたところで、マジで1クリック1円くらいにしかならないので、ほんとに意味ないんですよ。
誰かが悪戯目的でやってるのか、それとも怪しい業者に攻撃されてるとか…。
しかもGoogleさん仕事早すぎで、メールがきたその日には出るべきはずの場所の広告が綺麗に表示されなくなっていましたw
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-03-31-8.57.22-1024x518.png)
ほんとこういうのだけは対応早いんだから〜!ww
突然のことに恐怖しかありませんが、同じ目に遭った皆さんも落ち着いて原因をつきとめましょう!
原因の究明とその方法
というわけでまずは原因を探るため、メールに書いてある通りGoogle AdSenseにログインして「ポリシーセンター」というのを確認してみることに。
そしたらログインしたトップ画面にもこんな警告が。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-04-07-16.04.16-1024x62.png)
これでもかってくらい怒られるなぁw
そして案内通りポリシーセンターを覗きに行くと、下記のように検出された詳細が出ていました。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-04-07-14.34.47-1024x581.png)
そこに記載されていたリンクの対応策に目を通すと
- 信頼できない業者、質の悪い業者との提携を避ける
- どのような場合でも、自分のサイト内の広告をクリックしない
- 広告の掲載方法を念入りに確認する
- AdSenseヘルプフォーラムで相談する
と書いてあるだけで、どれも心当たりがないし、全く解決策になりません…。
あとヒントになるのは
広告トラフィックとサイト訪問者を把握してください。
という文言。
確かに普段そこまではチェックしてなかったなぁと、良い機会だと思って改めてGoogle Analyticsをチェックしてみることに。
AdSenseにまつわる項目は「ユーザー」メニューの「地域」以下の項目で確認できますが、まずは「地域」メニューの「地域」へ入ります。(地域の地域って分かりづらいよねw)
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/06/スクリーンショット-2021-06-18-8.44.29.png)
すると最初は「国」別にソートされるので、そのままタブを「AdSense」に変えると、国別でのAdSense収益を確認できます。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/06/スクリーンショット-2021-06-18-8.48.10-1024x529.png)
ここで注目したいのは「CTR値」。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-04-12-16.23.19-1024x50.png)
これは表示回数に対するクリック率のことです。
ポリシーセンターに表示されていた日付付近に絞って、クリック率順に表示してみます。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-04-12-16.35.23-1024x139.png)
国別では特におかしな数字は見られませんでした。
続いて、一番アクセスの多い「日本」に絞って見てみましょう。(Japanをクリックします)
すると「都道府県」別に表示が変わり、そこでクリック率順に見てみると…
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-04-12-16.32.34-1024x121.png)
いたーーーーっ!
1日だけに絞って、クリック率166%!!明らかにおかしいです。
しかも地域を確認すると「(not set)」となっており、判別不明でした。
これは怪しい…。
とりあえずこれが原因だろうという予測の元、解決のために動き出すことに。
解決のためにやった3つのこと
何が正解か分からない中、解決するためにやったことは3つ。
結局どれのおかげで解決できたのかは確認のしようがないため、あくまで参考までにという内容になってしまいますが、色々調べてみた結果、AdSenseの集計とAnalyticsの集計は密接な関係にあるようで、Analyticsの方を制御すれば大丈夫というような文献を見つけたので、まずはそれを試すことに。
その1つ目が
ボットのフィルタリング
です。
ざっくり言うと人間ではないアクセスの除外という感じですかね。
こういうのってアナリティクス上の計測から除外されるだけで関係ないと思っていたのですが、どうやらAnalyticsのカウントを除外するとAdSenseからも除外されるらしい(?)です。(違ってたらごめん…w)
その設定方法は簡単で、Analyticsの「管理」から一番右の項目にある「ビューの設定」に入り
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-03-31-9.01.12-1024x553.png)
下の方にある「ボットのフィルタリング」にチェックを入れるだけ。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-03-31-9.03.02-1024x508.png)
それと同じ原理で、先ほど見つけた地域の確認できないアクセスもボットやスパムと似た可能性があり、しかもこちらは数値を見るとAdSense広告のクリックまで発生しているため、誰が何の目的でやっているか分かりませんが、余計に問題になる可能性が高いと思い、2つ目に行った施策は
地域不明者の除外
です。
こちらは先程同様、Analyticsの管理から「すべてのフィルタ」に入り、右に出る赤いボタン「フィルタを追加」を押してください。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-03-31-9.04.30-1024x568.png)
次の画面で自分の管理しやすい適当なフィルタ名を入力(僕の場合は「地域不明者除外」)し、フィルタの種類を「カスタム」、フィルタフィールドを「地域」、そしてフィルタパターンに「(not set)」と入力し、ビューにフィルタを適用の「すべてのウェブサイトのデータ」を選択後、追加ボタンを押して「選択したビュー」に追加して「保存」します。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-04-13-12.32.02-1024x268.png)
これで完了です!
そして最後3つ目として、こちらのヘルプページにあるフォームリンクから
トラフィック品質管理チームへの報告
をしました。
ページをご覧いただければ分かると思いますが、自分以外の第三者が無効なトラフィックを発生させている疑いがある場合は、フォームから連絡しろって書いてありますからね。
必要事項に諸々記入して、トピックの項目は「アカウントで発生する通常とは異なる動作をレポートする」に。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-03-30-9.50.33-1024x839.png)
そして、先程確認したAnalyticsの怪しいと思われる日付とその状況、一応僕は上記までで行った対応策を記入し、最後にAnalyticデータをエクスポートしたものをGoogleドライブに上げて、そのリンクを載せて送信しました。
無効なトラフィック検出のご連絡を受け、アナリティクスにて確認したところ、上記日時にて、地域の判別ができない「(not set)」からのアクセスが表示回数3に対してクリック5で、166.67%となっておりました。これは身に覚えのないものですが、自身が不正ツール等を使っていないという証明をどのようにすれば良いかは見当もつきません。幸いクリックによる売り上げは発生していないようでした。(無効クリックだからかもしれませんが)
現状対策としてアナリティクスにてボットフィルタリングの設定と、地域判別のできないユーザーからのアクセスを除外するフィルタを適用しました。
ご連絡いただけないことは存じておりますが、もし他に対応策がありましたらご教示いただけると幸いです。
以上、何卒よろしくお願いいたします。
※こちら需要があるか分かりませんが、コピペ用に。
以上が解決のために行った3つのことです。
さいごに
というわけで、突然の恐怖の連絡から慌てて試行錯誤したわけですが、その結果はどうだったかというと…
見事たった一週間でGoogle AdSenseページから警告が消えました!!
良かった〜…w
他の記事を読んだら1ヶ月くらいは警告が消えなかったという人もいたので、やり方が良かったのかなんなのか…とにかく一安心!
ほら、ポリシーセンターもご覧の通り。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-04-13-13.03.29-1024x375.png)
ちなみにAdSense収益は警告が来てからの3日間、この有様ですよ…。
![](https://soundability.tokyo/wp-content/uploads/2021/04/スクリーンショット-2021-04-13-13.05.23-1024x143.png)
Googleさんたら、ひどいやっ!!
でも迅速に対応したおかげか、減収したのはこの3日だけで、4月からはすぐ元通りに復活していたので本当に良かったです。(実際に上記まで施策を行ったのは3月30日でした)
ちゃんと対応してもらえるなんてさすがGoogle様っ!!←
ただ、1つイマイチ良く分からないのは、地域判別不明のフィルタを適用したにも関わらず、その後もAnalyticsを確認すると相変わらず「not set」のアクセスはあるんですよね。
クリックとかはされていないようなので、大丈夫だと思いますが。
そう考えると結局フォームから連絡したのが良かったのかもしれません。
まぁGoogleさんもAIシステムによる監視でこういった対応をしてると思うので、ちゃんと伝えれば分かってくれるということが確認できただけでも良かったです!
もし皆さんのところにもお叱りメールが届いた際には参考にしてみてくださいw
また、実際に同じ方法を試した方で、フォームから連絡するだけで解除されたよーとかあればTwitterからでも教えてもらえると有り難いです。
今後はこんな怖いメールが送られてこないと良いんだけどなぁ〜。
そしてこれを読んだブロガーの皆さんは、自分ではもちろん、ご家族や友人に「広告いっぱいクリックしてね!」なんて絶対しないように!すぐにバレますよ!!w
そんなAdSense広告の制限を解除する方法のまとめでした!
それではまたー。