先日のiPhone 16 Pro Max 本体レビューに続き、今回は対応するディスプレイ用のガラス保護フィルムとケースの紹介をしていこうと思います!
これまで数多くのフィルムとケースをレビューしてきた筆者が選ぶ、2024年に買うならこれ!というものをそれぞれ厳選した1つに絞ってご紹介するので、これから購入する方の参考になれば幸いです。
ちなみに僕の使用機種はPro Maxモデルなので、記事ではそちらを使って見ていただきますが、どちらもProモデル用のもあるため、Proをお使いの方も是非お読みください。
それでは早速いきましょう!
目次
iPhone 16 Pro Max用 NIMASO ガラス保護フィルムレビュー
まず最初は保護フィルムから。
今や百均でさえ購入できてしまうスマホ用保護フィルム。サイズが合って貼れるならなんでも良いと思われるかもしれませんが、やはり安いものは使っているうちに浮いてきたり、コーティングが剥げたりと、それなりの理由があったりするので、個人的には1,500〜2,000円くらいのものをおすすめしています。
そのくらいのものだと自分で割ってしまわない限り通常の使用で自然とヘタってしまうようなことはなく、ずっと使い続けられますし、経験上万が一落としてフィルムが割れても、本体のディスプレイまで割れてしまうような可能性はかなり下げられますからね。(もちろん落とし方にもよりますが…)
そういったことから兼ねてより使い続けているのが毎回紹介させていただいているこちらのブランド、『NIMASO』(二マソ)です。
既に知っている人も使っている人も多くいるかもしれませんが、筆者は4年以上前からの愛用者で、多くのデバイスで長く使っていますが、全てにおいて今も特に問題なく使えていることがおすすめの根拠だと思っていただければなと。
そんなNIMASOの保護フィルムを推すようになったのも、フィルム自体の質だけでなく、そのフィルムを取り付けるための「ガイド枠」なるものの存在が大きく、僕の知る限りでは界隈で最も早くガイド枠付きのフィルムを販売したブランドで、そのおかげでフィルムを貼るのが苦手な人でも簡単にキレイにフィルムを貼ることができるというのがポイントでした。
※こちらが当サイトで初めてNIMASOを紹介した時の記事です。
そこから早4年。
実は今回新しいモデルが発売されていたため、せっかくの機会なので本日はそのフィルムを購入してきました。
それがこちら!
知らない人からするとこれまでのフィルムと変わらないように思うかもしれませんが、実は箱のサイズ感から大きく変わっていて、その理由が巨大なパーツであるコレのせいです。
このパーツを使った新たな仕組みを採用しているのが今回のフィルムの特徴という感じですね。
届いた時に箱がいつもより1.5倍くらいデカくてサイズを間違えたかと思う程でしたw
それ以外の付属品はディスプレイクリーナーセットと2枚目のフィルムで、NIMASOの場合多くの商品でこのように複数枚のフィルムが入っているため、もしフィルムを割ってしまってもすぐ新しいフィルムに交換できるのがより安心感を与えてくれます。
また、1枚分は購入金額の半額だと思うと、コスパの高さも感じていただけるんじゃないかなと。
というわけで前置きも程々に、早速新仕様のフィルムを貼ってみましょう!
手順はこのように説明書が入っているので順に進めてもらえればと思いますが、まずiPhoneを準備したら、ディスプレイ面の指紋や汚れを付属のクリーナーでキレイにします。
僕は毎回購入時に箱から出してディスプレイ保護シールを剥がしてすぐにフィルムを貼っているため、クリーナーはほとんど使いませんけどね。
そんなキレイなiPhoneを準備したら、フィルムがセットされたフレームをそのままiPhoneの上から被せます。
そしたらあとは下部に書いてある通り、この部分を引っ張ってシートを引き抜きます。(フレームを上から押さえず、上の方を持って固定しながら抜いてください)
するとなんということでしょう!
ディスプレイにフィルムが貼られていきます。
ただ、ちょっと心配になったのは、この状態では気泡らしきものが入っていました。
まぁでも埃とかではなさそうだったので、気にせずこのままフレームを外します。
するとフィルム側の保護シートが剥がれていき…
貼り付け完了となります!
簡単ですね〜!!
ガイド枠を使った方法よりさらに確実性が増していますし、上から覆い被せているため、貼り付け中に埃が入ってしまうことがないというわけです。
しかもこの引っ張る動作で静電気を起こして細かな埃はフィルムのシートが持っていってくれるからよりキレイに貼れるんですって。
結局先程の気泡もちょっと指でグリグリしたらすぐに消えちゃいましたからね。
これならフィルムを貼るのが苦手だった人ももう何も怖くないでしょう!
なお、貼り終えたらフレームに残ったフィルムのシートは捨てていただいて、またいつか貼ることになるかもしれない2枚目をフレームにセットしておくことをおすすめします。
特に難しいことはなく向きを合わせてフレームの上側の突起にフィルムの穴を通し、下側はシートが落ちないようにフレームに通しておくだけなので。
これで1枚目の時の状態に戻るので、次に貼る時には同じ手順で貼るだけになるといういうわけです。
ちなみに、気にする人もいると思うので伝えておくと、上の画像でも分かる通り、このフィルムは端に黒い縁(フチ)が入っています。
この黒縁はNIMASOでは「3Dラウンドエッジ加工」と言われていて、こうすることでディスプレイの端まで保護が可能で、端が丸くなるため触り心地もよく、埃が溜まりづらいメリットがあるとのことでした。
実はiPhoneは前回の15シリーズから本体が丸みを帯びて、それに合わせてディスプレイの端もほんの少しだけ丸くなっているため、ラウンド加工のないガラスフィルムを端から端までカバーしようとすると、どうしても端の方が浮いて気泡が入ってしまうという問題があるらしいんです。
そのためにシリコンの黒縁を付けることでディスプレイのカーブにも密着してくれて気泡が入りづらく、端から端までをカバーが可能になっているのが3Dラウンドエッジ加工の特徴というわけですね。
ただ、今回のiPhone 16 ProシリーズではこれまでのiPhoneで最も細いベゼル(iPhone自体の黒縁)となったこともあり、このガラスフィルムの黒縁が本体のベゼルにほんの少しだけ干渉してしまいます。
とは言え通常の使用においては特に問題ないですが、唯一新機能であるカメラコントロール時にアイコンが見切れるのが気になる人には気になるかもしれません。
本体を少し傾けると見えるんですけどねw
じゃあ黒縁のない透明のフィルムの方が良いかというと、そうすると先程の画面端が浮いてしまう問題があるため、フィルムメーカー各社、全面が透明なガラスフィルムは画面に対してもうひと回り小さめに作られているんです。
もちろん黒縁が干渉する問題は解決されるものの、その分本体のディスプレイが露出する面積は増え、落下させた際に本体ディスプレイを守れないかもしれないデメリットが増してしまうという悩ましい2択を迫られることになります。
個人的には画面を守る方を優先してこのタイプを選びましたが、どちらを優先するべきかは人によると思うので、メリット・デメリットを理解の上、お選びいだければなと。
初稿時現在の定価は1,999円ですが、この仕様で1枚1,000円だと思うとかなりコスパが高いですし、セール時には1,699円になっていましたからね。
そんな価格帯を参考にタイミングをみてご購入ください。
なお、黒縁のない全面が透明なタイプは今回のような引っ張って取り付ける仕組みではなく、旧式のガイド枠タイプですが、ベゼルへの干渉を避けたい方はこちらがおすすめです。
以上が保護フィルムのレビューでした!
ESR iPhone 16 Pro Max Zeroクリアケース『HaloLock』レビュー
さて、フィルムの次はケースを紹介していきましょう。
それがこちら!
ESR(イーエスアール)社の『HaloLock』(ハロロック)というケースになります。
当サイトではこれまで9種類ものiPhoneケースを紹介してきましたが、記念すべき10種類目はESRのケースにしてみました。
ESRも7年前くらいからよく名前を聞くようになって、個人的にはiPhoneよりiPad用のケースで人気なイメージがありますが、こちらは毎度お馴染み中国の深圳発の会社で、設立は2009年、そして2017年にキックスタンド式のスマホケースを発売したパイオニアとして実績を上げたブランドなんだそうです。
好きな人は僕で言うZUGU CaseやMOFTのように、iPadを買ったら必ずESRのケースにするというくらいファンも多く、僕もゲーム友達から何度かおすすめされたため、存在は知っていました。
そんなこともあって今回iPhone 16のケースを探すにあたって、ESRが出てきた時には安心して選ぶことができたという背景もあります。
そもそも、僕はこれまで自ら購入するケースとしてはApple公式ストアでも取り扱いのあるOtterBoxのケースを愛用してきていて、今回も第一候補はOtterBoxだったんですが、これまでiPhone 12と14で選んできたマルチカラーモデルが、今年はめちゃくちゃポップでファンシーな色合いだったため、デザートカラーの16とも合わないだろうと思って候補から外しました。
原宿のわたあめみたいで可愛いんですけどねw
ただ、実はあとになってNASAとコラボした「ハッブルカラー」なる限定カラーモデルを出してきて、最初から出してくれていればこれを選んでいたのにな〜という後悔も…。
デザートカラーと合うかは分かりませんが、個人的には超刺さるデザインで、これこそOtterBoxの真髄って感じです。
しかもこれ、NASAのハッブル宇宙望遠鏡によって撮影されたラグーン星雲の実際の写真を使ってるんですって!おっしゃれ〜!!
って、ESRのケースを紹介するはずがすっかり話が逸れてしまいましたがw、そんなこんなでいつものケースを諦めて辿り着いたのが今回紹介するESRのHaloLockというわけなんです。
早速開けてみると、中にはケースと製品登録証の2つが入っていました。
こちらもいくつか色展開があるところ、今回は最新のデザートカラーがしっかり映えるようにクリアケースにしたかったというのがESRを候補にした理由の1つです。
パッと見は大きな白いMagSafeのマグネットが印象的なくらいで、他には特徴がないように見えるかもしれませんが、本体に付けてみると色々と特徴が見えてきます。
フィット感はもちろんのこと、想像の通りデザートカラーと相性の良い透明感が美しいですよね。
各種ボタンやスピーカー、充電ポート、そして新たな機能であるカメラコントロールボタンの位置までぴったりですし、ディスプレイ面はわずかにせり出ていて、NIMASOのフィルムと合わせるとこの通りフィルムとケースの境目にほとんど隙間はなくなります。(これが3Dラウンドエッジ加工のおかげ)
左サイドにはブランドロゴが印字されていたり、ケースもよく見るとただの透明ではなく、スクリーントーンのような小さなドットが施されているのがひと味違います。
ポート側にも謎の印字があったり、四隅はエアガードコーナーなる加工がされているのも特徴的です。
そして、個人的にこのケースにした決め手となったのがカメラ部分で、レンズやセンサー以外がケースで覆われているのがこのケース一番の特徴だと思います。
一般的なほとんどのケースはカメラ部分がぽっかりとあいていますからね。
※こちらはiPhone 14 Pro Max用のOtterBoxケース。
こういったケースの場合カメラ部分は剥き出しとなるため、カメラのみを守るためにカメラ保護フィルムなる商品もあるものの、それもものによっては「ピント問題」が起きてしまうというのは以前にも記事にした通りで、最終的な結論としては「カメラやセンサーを覆わないレンズカバーを付けましょう」というのをケースのみで解決できるのが今回のHaloLockケースというわけなんです。
※iPhoneのピント問題についてはこちらの記事をお読みください。
個人的にはレンズカバーも見た目の印象が変わってしまい本体の比較等がしづらくなるため避けたかったのもありますしね。
ケースなら着脱もしやすくセンサー部の汚れを簡単に除去できるのも一体型のメリットだと思います。
ただ、欲を言うとカメラの周りの高さがもう少しあるとより安心でしたけどね〜。
一番外枠の部分は高くなっていますけど、結局それぞれのカメラレンズがケースよりも出っ張っているため、場合によっては傷ついてしまう可能性があるのが惜しいんです。
以前紹介したカメラカバーの場合、カメラより高さがあるおかげでカメラの端も守りやすかったので。
僕も実際に落としてしまったとき、この高さのおかげでカメラに傷が付きませんでしたからね。
それが今回のケースだと難しいので、そこは理解した上で使う必要があるということを覚えておいてください。
なお、そんなカメラ部分にも「CAMERA GUARD」なる印字があるのもお洒落です。
機能面についてはそういったところと、あとは背面にも見えていたMagSafeに対応しているのがポイントで、iPhone 16からはMagSafeでの急速充電にも対応しましたし、今後はMagSafeに対応したケースを選ぶことは必須とも言えるかもしれません。
筆者は相変わらずBelkinのMagSafeスマホリング兼スタンドアクセサリーを愛用していますが、このケースでももちろん問題なく使用できました。
気になるMagSafeの磁力については数あるケースの中でも強い方で、数値化はできませんが、先日紹介したJETechケース程ではないものの、OtterBoxよりは間違いなく強いため、使用中に外れては困るスマホリングとの併用においてもおすすめできるケースと言えます。
このようにリングを持って強く振っても落ちないくらい磁力だと思っていただければイメージしやすいかなと。
もしかしたら一般的にケースの内側に入っているマグネットがこのケースでは外側に少し出っ張っているため、そのおかげで磁力が強いということもあるのかもしれません。
そんなESRのHaloLockケースの最後のおすすめポイントは、上記のような仕様でありながら、お値段が
1,499円
ということです。(初稿時現在)
こちらもセールのタイミングではさらに安く1,299円と、ちょっと他と比べものにならない高コスパですよねw
もちろん先日紹介したJETechケースも同じ価格帯で出ているため、ライバルがいないわけではありませんが、こちらは例によってカメラ部分があいています。
※こちらは定価で1,299円なのが凄いですが。
ちなみにケース一体型でカメラを守るという観点でいうと、今回紹介したフィルムと同じNIMASOからカメラより0.6mm高いバンパーのあるクリアケースが発売されています。
価格も変わらないし、カメラ部分に関してはめちゃくちゃ理想的なんですが、こっちはMagSafeに対応してないんですよね〜。
という感じで、現状Amazonで探す限りでは全てを叶えるケースは存在していません。
デザインとしてはESRのものが一番質が高いと感じるので、是非ESRさんには全ての良いところをまとめたケースを販売してもらえたらと思います!必ず買うので!!
あと、こういったクリアケースで気になるのがケースの黄ばみに関してですが、新品状態で黄ばんでいることは一切ないものの、経験上クリアケースは使っていたら必ず黄ばみます。
※こちらは以前に提供いただいたTORRASのクリアケース。
商品説明に黄ばみ防止と書いてあったケースも長い時間をかけたらこれまで全て黄ばんでいるので。
これは太陽光等による紫外線の影響で、日常使用するのであれば避けて通れませんからね。
もちろん黄ばみ防止がされているケースは使用環境にもよるものの、半年以上はもつと思うので、すぐに黄ばんでしまうなんてことはありませんが、長く使って黄ばんできたら消耗品だと思ってまた買い替えましょう。
それでいうとデザートカラーは少し黄色っぽいため、ケースが多少黄ばんでも分からないという利点もあるかもしれません←
さいごに
そういったところで、今回はiPhone 16 Pro Max用のディスプレイ用の保護フィルムとケースを紹介させていただきました。
タイミング的に購入したばかりの人も多いかと思いますが、もし現在のフィルムやケースに不満がある人は、次はこちらを検討していただければと思います。
上記リンクはPro Max用ですので、サイズをお間違えなきよう、Proをお使いの方は下のリンクをお使いください。
色々調べてみるとカメラコントロールボタンが塞がれているタイプのものもあったり、14の時同様、今回もケース探しが捗りそうですw
これまで紹介したケースも参考にしていただきつつ、皆さんもお気に入りのケースを見つけていただけると!
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逆におすすめのものがあれば教えていただけるととても参考になりますので。
そんな感じで、また次回もご期待ください!
前回のiPhone 16 Pro Maxの本体レビューも是非読んでくださいね〜。
それではまたー!!