本日紹介するのは表題の通りこちら!
当サイトでは毎度お馴染みXiaomiより今年の8/14に発売となった『Xiaomi Smart Band 9』です。
少し前にも半年間寝かせていたXiaomi Smart Band 8 Proをレビューしたのが記憶に新しいですが、それに比べると今回はかなり早くレビューに漕ぎつけましたw
※その時の記事はこちら。
そう、このXiaomiのスマートウォッチであるSmart Bandシリーズは、過去に5世代目となる「Miスマートバンド5」というモデルから全て購入して紹介し続けているため、毎回進化しているものの、僕からするとそこまで大きな変わり映えがなく、少し義務的にレビューしてしまっている感じがあって腰が重くなってしまっていたんですよね。
ここ最近ようやくまたサイトのアクセスが上向いていることもあり、今回はそんな流れを払拭すべく、初心を思い出してしっかりレビューしていきたいと思います!(何の宣言w)
というわけで本日も是非最後までお付き合いください。
それでは早速いきましょう!
目次
Xiaomi Smart Band 9 レビュー
外観
まずは恒例の開封から、本体と同梱品の確認をしていきます。
前モデルであるXiaomi Smart Band 8から白いパッケージになったのを引き継ぎつつ、中身はこれまでと変わらず本体、充電ケーブル、説明書の3点です。
最初に気付いたこととして、今回からなぜかディスプレイにシールが貼られているのが気になりました。
特に重要な記述がされているわけではないので、何か法律絡みでの表記か、単純に梱包や輸送時にディスプレイを傷から守るための施策なのかもしれません。
またそれとは別の大きな変化として、前回はブラックの他にゴールドモデルが新たにラインナップされましたが、今回はブラックとシルバーに加え、ピンクとブルーという4色展開から、更につい先日新たにグレーが発表されて5色展開になったという変化があります。
8 Proはシルバーを購入したので今回は初めての色を…とも思いましたが、ピンクとブルーがあまりにも爽やかなカラーだったので、8との比較も考えて結局無難な黒にしてしまいましたw
本体の外観はこの通り8との違いを見つける方が難しいくらいで、これまでは隣に並べても何かしら分かる仕様の違いがあったのが、今回は画像だけでは判別がつかないくらい似ています。
※左が9で右が8。(以下並んでいる時は同様)
なんなら9の方が少し小さくなってない?と思ったのですが、これが気のせいではなく、なんと今回初めて前モデルよりもサイズが小さくなるという変化がありました。
これまでは世代が進む度に少しずつディスプレイが大きくなって、それに合わせて本体サイズも大きくなっていましたからね。
どこまでいくんだろうと思っていたら、ここでストップのようですw
ただ、もちろん単純に小さくなったわけではなく、ディスプレイサイズは変わっていないので、8と同じ画面の大きさで本体サイズは小さくなったという進化がポイントです。
とは言え、大まかな仕様は変わっておらず、腕に回す部分となるストラップは金具を穴に入れて留める形で、そのストラップは本体の端にあるボタンを押すことで簡単に外せ、他のストラップを付けることができます。
なお、このストラップは8と互換性があるため、前回の交換ストラップやペンダントアクセサリーがそのまま流用できるのは有り難いですね。
あと、その流れで付属の充電ケーブルについて触れると、こちらも8と全く同じで使い回しが可能でした。
このケーブルは8 Proでも同じため、充電の仕様に関してはしばらくこの形でいくのかもしれません。
このあとペアリングやセットアップもしていきますが、その前に充電しておくことが推奨されているので、届いたらまずは充電するところから始めてください。
こうすることで本体の電源も入るため、このあとの接続もスムーズに行えるというわけです。
ちなみに8の時はこのマグネットで充電されるケーブルとの磁力が弱くなってしまったと書きましたが、ちゃんと改善されてしっかりくっつくようになっていました。
その他細かいサイズを含めた公称値は以下の通りです。
技術仕様
Smart Band 9 | Smart Band 8 | |
サイズ | 46.53×21.63×10.95 mm | 48×22.5×10.99 mm |
重さ① ※ストラップ含む | 27 g | 25.3 g |
重さ② ※本体のみ | 15.8 g | 14 g |
ディスプレイ | 1.62 インチ | 1.62 インチ |
解像度 | 192 × 490(326ppi) | 192 × 490(326ppi) |
明るさ | 最大1200 nits | 最大 600 nit |
バッテリー容量 | 233 mAh | 190 mAh |
Bluetooth | 5.4 | 5.1 |
フィットネス | 150種類以上 | 150種類以上 |
防水性能 | 5 ATM | 5 ATM |
リフレッシュレート | 最大 60 Hz | 最大 60 Hz |
容量 | 256 MB | 128 MB |
メモリ | 16 MB | 8 MB |
常時表示 | ○ | ○ |
GPS | × | × |
自動調光 | ○ | ○ |
定価(税込) | 5,480円 | 5,990円 |
サイズが小さくなっただけではなく、明るさは倍になり、バッテリー容量も22%アップして、8のときはBluetoothのバージョンが5.1に下がっていましたが(7では5.2でした)、9では5.4にバージョンアップする等、とにかくメリットしかないにも関わらず、9の方が500円安くなっているという、もう8を売る気は一切ない進化となっていますw
以前までは新しいモデルを出すと古いモデルは1,000円安くしたりして差別化していましたが、今回8の価格は変わっていませんし、「もう皆さん迷わずに9を買ってください」と言わんばかりのスペックと価格です。
サイズやストラップの仕様変更もなかったことから、これにてSmart Bandシリーズは一旦完成ということなのかもしれませんね!
もしかしたら次にSmart Band 10が出る時には全く違った形での進化となるのかもしれないと、そんな期待もさせてくれるのが今回の9でした。
なお、以前も触れた通り、昔は中国版が発売後に日本以外のグローバル版、そして日本語版というように発売されていたのが、8よりグローバル版に日本語も含まれるようになったため、今回もタイトルに日本語版と入れていますが、正確にはこれがグローバル版ということになります。
なので最初の画面で選べる言語もこんなに沢山!
※一部抜粋。本当はこの倍の言語数に対応しています。
これまでで最も多い言語に対応しているようですし、そういった意味でもこのモデルを全世界で広く販売していこうという意気込みなのかもしれません。
外観や技術仕様については以上になります。
ペアリング
それではこのままペアリングもしていきましょう。
ここではいつも通りiPhoneでの接続例となりますが、先程の画面から任意の言語を選択するとQRコードが表示され、それをスマホで読み込むとペアリングのためのアプリのページへ案内されるため、まずはそのアプリをインストールします。
Mi Fitness (Xiaomi Wear Lite)
Beijing Xiaomi Co., Ltd無料posted withアプリーチ
使うアプリはこれまでと同様の「Mi Fitness」アプリで、初めて使う人はXiaomiアカウントを作成してログインを済ませてください。
実はこのアプリもつい先日少し大きなマイナーアップデートがあり、UIがこれまでと変化しました。
ログインできたら下部メニューの「デバイス」ページから、「デバイスを追加」ボタンを押すと、近くにあるスマートバンドが検出されてモデル名が表示されるため、あとはそれを選べばペアリングの許可表示やスマートバンド側での認証を経て…
あっという間にペアリングが完了します。
アプリの方はその後簡単な使い方がスタートガイドとして表示され、日々の運動目標を設定したら使い始める準備は万端です!
以前まではこの目標値も500kcalの6000歩がデフォルトになっていたのが、アプリのバージョンが新しくなってからそれが600kcalの7000歩に増えるという地味な変化も。
もっと運動しましょうという提案なんでしょうかねw
なお、人によっては目標設定のタイミングで本体のアップデートを促されると思うので、時間のある人は先にアップデートを済ませましょう。
データをダウンロードしてからインストールとなり体感5分くらいかかるので、時間のない人は「後で」を選んであとからアップデートしても何の問題もありませんので。
※初稿時現在の最新バージョンは2.3.93です。
以上がペアリングの手順となります。
初期設定
続いて初期設定も済ませましょう。
基本的には何も設定しなくても健康モニタリングはされるし、腕時計として使う分には全く問題ありませんが、細かく設定しておくことで更に便利に使うことが可能です。
まずはスマホの通知をスマートバンドで受けるための「通知と通話」設定から。
ここで「アプリ通知」をオンにして、そのまま必要な項目をオンにしていけばその通知をスマートバンドでも受けることができます。
ただ、ここには電話やメール、LINEに各種SNS等、スマホに入れている全てのアプリの通知設定ができるわけではなく、ここにないアプリの通知を受けるには一番下の「その他」をオンにする必要があります。
そうすると逆に今度はスマホにくる全ての通知がスマートバンドにもきてしまうので、スマホに通知はされて欲しいけどスマートバンドへの通知をオフにしたい場合は、スマホの方の「設定」内の通知設定にて、該当するアプリの「通知センター」の通知のみをオフにしましょう。
少し面倒ですが一応この方法で各アプリの通知をコントロールできるので、試していただければと思います。(スマホに通知はさせず、スマートバンドのみに通知させる方法は今のところありません)
そんな通知は振動とともに知らせてくれ、画面上部に赤い点が表示されます。
今回も相変わらず絵文字には対応しませんでしたが、8 Proのようにタイトルが見切れてしまうこともないし、画面は小さいですけど視認しやすくて良いです。
※表示される絵文字がないかiPhoneの絵文字を端から送ってみています。
今思うと7の時に一度だけ絵文字に対応したのは一体なんだったんでしょうね?w
続いて設定するのは「フィットネスと健康」の項目です。
ここも設定しなくても心拍数や睡眠、歩数と消費カロリーは計測されるのでそのままお使いいただいても良いですが、せっかく他にも計測できるメニューがあるので、以下の項目を新たにオンにするのをおすすめしています。
- 睡眠 – 高度なモニタリング・呼吸スコア → オン
- 血中酸素レベル – 終日トラッキング → オン(アラートはオフ)
- 活力スコア – 目標達成通知 → オン
運動不足気味の人はここに追加で「スタンディング」をオンにして、普段起きている時間を設定すると、座りっぱなしの時に立ち上がりを促す通知がくるようになるのでおすすめです。
その他にもストレスによるリラックスリマインダーなる項目もあるため、ストレスに悩んでいる人は活用してみるのも良いかもしれません。
ここまで設定できれば初期設定は完了で、あとはスマートバンドを毎日腕に付けて過ごすだけで健康モニタリングをしながら腕時計として役に立つというのがスマートウォッチの価値というわけです!
操作方法と使い方
ここからは操作方法と各種機能の使い方の解説をしていきましょう。
ペアリング時にも以下のような簡単な操作説明がありますが
実際に動かしてみるとこのような動作となります。
- 通知 – 下にスワイプ
- ウィジェット – 左にスワイプ
- コントロールセンター – 右にスワイプ
- 機能(アプリ)一覧 – 上にスワイプ
- 前のページに戻る – 右にスワイプ
このあたりの仕様やウィジェットのカスタマイズ等は8と変わらず、よく使うアプリはウィジェットに配置しておくことでアクセスがしやすくなるので、僕はアラームとタイマーを新たに追加して使っています。
※Mi Fitnessの「システム設定」から「ウィジェット」にて編集。
あとはこれまで通り、本体側の「設定」メニュー内にモードやウォッチフェイス(文字盤)の変更、画面の明るさやスリープまでの時間、常時表示オンオフ等々、細かい設定が可能ですが、ウォッチフェイスはあとからも書く通り、ダウンロードしたものを変更できるだけで、基本的にはディスプレイの長押しからやる方が簡単ですし、画面の明るさも自動調光なので変更する必要がないし、スリープまでの時間も9ではスリープ後10秒以内なら元いた画面から操作可能となったため、以前まではホーム画面に戻ってしまうのでスリープまでの時間を10秒にした方が良いと伝えていましたが、その必要もなくなりました。
その他これまでになかった使い方でいうと、天気の機能を同期させるのに「アプリ」メニューの「天気」より「天気の最新情報」をオンにする必要があることや、同じメニュー内にiPhoneのカレンダーとの同期やタスクリマインダーなる機能が追加されていました。
まぁカレンダーと同期しなくてもスマホアプリのカレンダーに予定を入れて通知設定がしてあって、先程の通知設定の「その他」がオンになっていればスマートバンドにも通知がくるので、スマートバンド上でカレンダーとその予定を確認したい人以外は設定しなくて大丈夫ですけどね。(iPhoneにもリマインダーがあるためタスクリマインダーも同様かなと)
もう1つ、新機能で面白いと思ったのがアプリの「システム設定」にある「バイブレーション」項目で、実は今回の9では本体のバイブレーション性能が改良されているんです。
その昔別のアプリを使っていたときも似たような項目はあり、「標準」か「強」かが変更できましたが、なんと今回は自分で振動パターンを自作できるようになっていました。(標準か強かは今も本体の方で変更可能)
知っている人の方が少ないと思いますが、iPhoneにも同じ機能が約8年も前に実装されていて、画像のように「記録」ボタンを押して本体の絵を触るとリアルタイムで本体が振動しながら振動パターンを記録でき、実際にそのパターンの通りに通知してくれるという感じです。
振動だけで何の通知か把握したかった人には便利な機能ではないでしょうか。
そんな新たな機能も把握してもらいつつ、定番の機能も細かく使い方をみていきましょう。
ウォッチフェイス(文字盤)について
スマートウォッチの醍醐味の1つに文字盤が自由に変更できるというのがあります。
文字盤が変わるだけでまるで別の時計のような雰囲気になるので、気分やシチュエーションによって変えられるのは良いですよね。
そんな文字盤を変えるのは簡単で、Mi Fitnessの「デバイス」メニュー上部の「オンライン」から「すべて」を押してページ内へ入ると、ジャンル別のアイコンとその他のおすすめが表示されます。
あとは好きな文字盤を選んで「適用」を押すだけととても手軽です。
一度入れたものは本体内にデータとして残るため、ディスプレイを長押しすると選択のモードに入れ、機能の編集ができる文字盤であればそこで編集もできますからね。
もちろんこの画像のようにアプリ側でも編集が可能で、8 Proで採用された「スタイル」機能を引き継いでいるため、対応した文字盤であれば同じデザインで色違いの文字盤にすることも可能です。
インストールした文字盤は「ローカル」というページで確認でき、試しに入れられるだけ入れてみたら19個入れることができたので、8のように15個までという制限はなく文字盤の容量によってに入れられる数が変動するのかなと。
もちろんこれまで通り自分のフォトライブラリーから写真を反映させる文字盤の自作もできて、画像も最大8枚まで追加でき、スリープや常時表示から復帰する度に画像が切り替わるのは変わりません。
※「写真を追加」項目から写真を適用します。
あと8の時もスマートバンド上で操作できるミニゲームの文字盤を紹介しましたが、その種類が増えていて、パンチ力を測れるものがあったのが面白かったです。
数値化されるのはMax forceとMax speedという2つで、数値の信憑性は不明ですけどねw
そういった様々な文字盤がかなり数多く用意されているので、きっと気に入るものがあると思います。
ちなみに、どの文字盤も常時表示に対応しているのはこれまで通りですが、8 Proで解消したと伝えていた時間が進む度に時計の位置が動く問題が9で再発していました。
※こちらのGIFで症状を確認いただけます。
まぁそもそもProモデルと開発チームが違うので正確には8から変わっていないというのが正しいですが、技術的には可能なはずなのに修正しないのは謎です…w
ワークアウトについて
続いて、スマートウォッチといえば健康管理、健康管理といえば運動ということで(?)、ワークアウトに関しても紹介を。
本体内のワークアウト機能を見てもらえればそこに沢山の運動メニューが用意されているので、これからしようとしている運動に合わせて選びスタート(GOボタンを押す)をすることで始められます。
そうするとそれに合わせて経過時間、心拍、消費カロリーに歩数等が記録されていくという感じですね。
また、外を歩いたり走ったりする場合には、地図上での経路も同時に記録されます。
※スマートバンド本体の方では経路は表示されず数値のみ確認できます。
ただし9はGPSを搭載していないため、スマホと一緒に移動しないと正確な経路や距離を計測できないので、ウォーキングならまだしもランニングとなるとスマホの存在が少し邪魔になるかもしれません。
そういった場合にはGPSが内蔵された8 Proのようなモデルを使うと解決されるため、ワークアウトでの利用がメインで経路や距離の記録が目的であればProバージョンがおすすめです。
なお、ワークアウト中はホーム画面に戻ったり他の機能を使うことはできず、唯一操作できるのは音楽の再生・停止等の機能のみになります。
また、これも毎回伝えていますが、ワークアウトの右スワイプ画面にワークアウトの一時停止と終了のボタンが用意されていますが、終了については誤作動を防止するために2秒以上長押ししないと終了しないようになっているので覚えておいてください。
あとはワークアウトの自動検出について、対応したワークアウトであるウォーキング、ランニング、サイクリング、縄跳び、エリプティカル、ローイングにおいては、自動検出をオンにしておくことでその運動を始めるだけでスマートバンドが検知してくれ、ワークアウトを記録するかどうかを通知してくれます。
本当によく使う人には良いですが、この機能をオンにしているとバッテリー消費も大きくなるので、ご注意ください。(機能をオンにするには本体の「設定」から「自動検出」にて行います)
その他の細かい使い方
以上がおおよそ主となる機能や使い方ですが、その他知っておいた方が良いことを伝えると、設定メニュー内の「システム」より、再起動や電源のオフ、リセット等ができるということです。
あまり出番はないとは思いますが、稀にペアリングした後なのにいつまで経ってもスマホと同期しないといったことがあるので、そういった時は再起動すれば大体解消しますし、近年ウェアラブルデバイスが増えたこともあり、試験会場等では電源を落とさなくてはいけない場面も少なからずあるため、一応知っておくといざという時に役に立つと思いますので。
まぁただ、電源のオフについては一度オフにしてしまうと充電器を接続しない限り起動できないので、出先でオフにしなければいけない時は充電器ごと持っていくことを覚えておきましょう。
それ以外だと、生活防水を備えているため日常使用においての雨や汗、水泳でも問題なく使えることが公式に謳われているため、基本的には24時間着けたままでも問題になることはありません。
とは言え、この画像にもあるように、水に濡れる可能性がある場合は取り付けるストラップに気を付けることと、熱いシャワーや温泉、サウナでの利用はNGとなっていることも把握しておいてください。(熱い環境で使用すると電源が落ちるようになっています)
あとは各種計測される健康モニタリングの結果を本体とアプリにて確認できるため、結果を見て睡眠環境を改善したり、運動の機会を増やしたり、といったことに繋がると更に価値が高まるんじゃないかなと。
こちらは睡眠スコアの結果画面で、数値でのスコアと睡眠タイプの近い動物を教えてくれて、睡眠の深さをグラフにて確認することが可能です。
またグラフの方は右上の拡大ボタンにて心拍や血中酸素レベルと合わせて見ることができるようになっています。
なお、今回のアプリのアップデートにより以前まで開くと必ず落ちていた「活力スコア」がようやく正常に開けるようになっていました。
どういった算出方法によるスコアなのかイマイチ分かりませんが、こういったものをゲーム感覚で楽しみつつ、健康を目指していくのも楽しみ方の1つです。
バッテリー持ちや充電時間・使用感について
基本的な使い方が分かったところで、恒例のバッテリー持ちについてもまとめておきます。
前回の8と同じ条件で、健康モニタリングを全てオンにして常時表示もオンにした状態だと
約7日間
という結果で、8からはおよそ2日延びました。(8は5日間)
また、健康モニタリングはそのままに常時表示を切ると
約12日間
という感じで、こちらも8からは3日延びたことになります。(8は9日間)
まぁ技術仕様にも記載した通りバッテリー容量が190mAhから233mAhに増えていますからね。
でも日数換算だとバッテリー容量が増えた22%分よりも延びているので、同じように使ったわけではないので単純には比較できませんが、多少電力効率が良くなっている可能性もあります。だって輝度は倍になっているわけですから。
しかもバッテリー容量は増えたものの充電時間は変わらず1時間(正確には約52分)で、15分程の充電でも1日くらいは持つため、充電し忘れていたとしてもその日だけならなんとかなりますので。
Apple製品に比べるとバッテリー持ちや充電時間の短さを売りにしているXiaomiでもあるので、そういったデバイスを求めていた人にはぴったりだと思います。
Xiaomi Smart Band 8との違いを比較
さて、おおよその魅力も分かったところで、ここで改めて前モデルであるXiaomi Smart Band 8と並べて比較しておきましょう。
※左が9。(以下並んでいる時は同様)
冒頭でもお伝えしたように見た目による違いはほとんどなく、ほぼ間違い探しレベルですが、隣に並べるとやはり少しだけ小さくなっていることが分かります。
また、7から8の時に充電端子の位置が下から上に変更となったのが再び下側に変更になっていたり、センサーにおいても仕様が変わっていました。
あとすぐに気付くところでいうと本体の質感で、8では光沢のあるボディだったのが9ではマットな質感へと変化しています。
この方が傷が目立たなさそうで良いですよね。
見た目については以上で、中身としては9でアプリのアイコンが少しだけ刷新されました。
このあたりはもしかしたら8とかもアップデートで修正・統一されるかもしれませんけど。
ちなみに8では少し微妙になってしまったと伝えていた通知の表示もしっかり修正されていたのは良かったと思います。
あとは再び絵文字に対応してもらえるとマイナスな要素がかなりなくなるんですけど、ここについては権利的な部分もあって難しいのかもしれません。
個人的にはそこに対応することで値上げされてしまうならこのまま対応しなくても良いと思っているので、こういった記事を書いているから一応伝えはしますが、修正しなくて大丈夫ですからね、Xiaomiさん!(何様やw)
なお、先程も伝えた600nitから1200nitに倍増した画面輝度ですが、室内環境ではその差はほとんど分かりませんでした。
今時期の晴れた日であれば8でも9でもどちらも視認しづらいということはないため、一概に優位な点とは感じませんでしたが、明るくできるポテンシャルがあるというのは良いことですよね。
その他、逆に同じ部分としては冒頭でも伝えたようにストラップは8も9も使い回しが可能なため、8の時に紹介した純正の交換ストラップやペンダントアクセサリーも問題なく使うことができました。
しかも8ではこの純正アクセサリーが本体とロックしづらい問題がありましたが、9では問題なくロックすることができたので、全く同じに見えるそういった部分も多少改良されているのかもしれません。(個体差の可能性もあります)
そんなアクセサリーは他にもランニングクリップというものもあり、そちらは購入できていませんが、ペンダントモードも合わせて以下の記事で紹介しているので、気になる方はお読みください。
さいごに
というわけで例によって長々と語ってきたXiaomi Smart Band 9について、いかがでしたでしょうか?
毎年新型を出しては旧モデルを1,000円安くして選択肢を持たしてくれていましたが、今回はそんなこともなく9の方が性能が良くなり、ただただ安くなったので、これから新規購入する方はどう考えても9一択です!
何気に毎回良くなる部分もあれば、なぜか逆に劣化してしまう部分もあったりしましたが、9に関してはとにかく良くなったという結論で間違いないですからね。
まぁ欲を言えばこの仕様でGPSが内蔵されるだとか、メールやLINEのクイック返信に対応するだとか、もっと言うと最終的にはApple WatchみたくICカードが使えるようになるFeliCaに対応するとか、スマートウォッチだけでの通信・通話のようなことができるようになったら嬉しいですけど、Proバージョンとの棲み分けやコストや価格とのバランスもあるでしょうし、なかなか難しいんだと思います。
それ以外で何か懸念点があるかと言うと、ウォッチフェイスの項で伝えた8 Proにて解消されていた常時表示時に時間が進む度に文字盤が動く問題が9では再発してしまっていたのが少しだけ気になりましたが、使用において困ることはないし、普通に使っている分には気付くことすらないと思うのでご安心ください。
逆にそれ以外で特にイマイチに感じるところがないというのが9の最大のメリットではないかなと!
ちなみに、先程も話題に出した8 Proはディスプレイが大きくGPS内蔵でAlexaが使えうことが利点となるため、画面輝度やバッテリー持ちにおいて劣る部分もありますが、スマホを持ち出さずにワークアウトの計測をしたい人にはおすすめできます。
8 Proの詳細は以下の記事を参考にしていただけると。
また、定価の変更はないと言った8もAmazonのセールでは早速2,000円オフになっていたので、9と同じくらいのことができて少しでも安い方が良い人は、タイミングをみて安くなっている時であれば8でも問題ないと思います。
8の詳細もこちらから確認できますので。
そういったところで、本日のレビューは以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました!
今後も様々なメーカーのガジェットやソフト等、気になったものは実際に購入してレビューしていく予定ですので、参考になったという方はサイトのブックマークかXのフォローをしていただいて新着記事をお待ちいただけると嬉しいです。
それでは、また次回もお楽しみに!