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【破損ファイル修復】Win・Mac両対応の4DDiG File Repairレビュー|使い方や評判等まとめ

投稿日:2026年8月26日 更新日:

さて、今回は久しぶりのソフトウェア製品の紹介、そして久しぶりの企業案件レビューになります!

紹介するソフトはタイトルにもある通りこちら!

Tenorshare社の『4DDiG File Repairという製品ですね。

ソフト名にリペアというワードが入っていることからも予想できる通り、こちら破損してしまったデータファイルの修復や画像と動画の高画質化といったことが可能なソフトとのことで、メーカーより直々に連絡をいただきライセンス提供してもらったので、毎度のことながら色々試してみつつ、隅々までレビューしていければ思います。

一体どこまでどんなことができるのか、最後までお付き合いいただけると幸いです。

それでは早速一緒にみていきましょう!

Tenorshareとは

本題に入る前に、まずは案件恒例の企業紹介からやっていこうと思いますが、今回ご連絡いただいた株式会社Tenorshareは香港に本社を置くソフトウェア開発のIT企業で、社内に2つブランドがあり、それが「4DDiG」(フォーディーディグ)「Tenorshare」(テナーシェア)の2つです。

この2つに明確な棲み分けがあるのかは定かではないですが、見たところパソコンに関連するソフトが4DDiGで、スマホに関連するソフトがTenorshareとそれぞれ冠が付いているのかなという感じで、どちらもいくつかの種類のデータ復元やファイル修復ソフトだったり、PDFの編集からパスワードのロック解除系ツールまでかなり幅広いソフトウェアの販売を行っていることが分かります。

そんな中で今回提供いただいたのが、破損したファイルを修復できる「File Repair」というわけですね。

まぁファイル破損って昔こそよくあったものの、個人的にここ10年でそういったトラブルで困ったことはないため、そんな現代においてもの凄く需要があるかと言われるとそこまで多くないかもしれませんが、こういったものはいざという時に役に立つツールなので、今まさにお困りで「修復できるなら購入してでも直したい…」といった方に向けて購入前の参考になれば幸いです。

環境によってトラブルの頻度や種類が違う可能性もありますが、この記事ではいつも通りmacOS環境でのレビューとなりますので、そのつもりでご覧ください。

4DDiG File Repairレビュー

インストール方法

というわけで、ここからは実際にソフトのインストールから、詳しい使い方を解説していきましょう。

そのためにまずは以下の公式ページの「無料ダウンロード」のボタンより、File Repairのインストーラーをダウンロードします。

ダウンロードページ
https://4ddig.tenorshare.com/jp/file-repair.html

ここにも記載がある通り、macOSは15(Sequoia)〜10.12(Sierra)に対応しているため、お使いのMacのバージョンを確認の上、利用してください。

近年のこの手のソフトウェアの特徴として、まずは無料版を入れて動作確認をし、本格的に使う場合にはその後有料ライセンスを購入してからアクティベートすることで有料版へ移行する仕組みになっている製品が多く、このFile Repairもそのようになっているため、まずは無料版を入れるという手順になっています。

インストーラー自体は初稿時現在のバージョンで337MBなので、回線によっては1分もかからずにダウンロード完了するでしょう。

そしたらインストーラーをダブルクリックで起動し、以下のウィンドウが開いたらアプリケーションアイコンをドラッグしてアプリケーションフォルダに入れてコピーします。

アプリ自体の容量は560MBとそこそこ重たいので、Macの容量も確認しておいてくださいね。

あとはLaunchpadやアプリケーションフォルダ内にて「4DDiG File Repair」を探して起動するだけです。

初回起動時のみ以下のアラートが出ると思いますが、迷わず「開く」を選択してもらって問題ありませんので。

起動と共にブラウザが立ち上がり、「インストールが完了しました!」のページが開けば、インストール完了となります。

使い方

起動したFile Repairはこのような画面で、特に使用ガイド等を確認しなくても直感的に理解できるユーザーインターフェイスになっているのが良いですよね。

※背景が黒いのはシステム設定がダークモードのせいで、ライトモードにすると白くなります。

左側にメニューが並んでいて、1ページ目の「ファイル修復」では動画・写真・ファイル・音声といった種類のファイル修復に対応しており、2ページ目の「AI高画質化」ではその名の通り、動画や写真の高画質化とカラー化ができるようになっています。

ただ、この高画質化やカラー化を利用するには追加で機能をダウンロードする必要があるため、それぞれのダウンロードボタンを押してダウンロードしてください。

そこそこ時間をかけてダウンロードされるものの、アプリケーション自体の容量が増えているわけではなかったので、別フォルダにダウンロードされているようで、あとからメーカーの方にファイルの保存場所を聞いて確認したところ、全体が2.18GBとなっていたため、アプリケーション自体が500MB程度ということは追加のモデルデータは1.5GBくらいということが分かりました。

あとは修復や高画質化したいファイルを選択して実行すれば良いだけですが、このまま無料版として実行すると、1ファイルの最大容量が2GBまでというのと、修復後のファイルをエクスポート(書き出し)することができないため、提供いただいたライセンスを使って有料版へ移行します。

※無料版と有料版の比較はこちら

そんな有料版へはアプリ右上の人型のマークから、購入時に使用したメールアドレスを使用し、次のパスワードの項目に購入後に送られてくるライセンスコードを入力することでアクティベートされました。

これでフルバージョンとして特に制限なくデータを読み込ませられ、好きなだけ書き出すことができるようになるわけですね。

動画修復

それではここから実際に壊れたファイルを使って本当に修復できるのかを試していきましょう!

検証環境はM1チップ搭載のMacBook Air 2020で、macOSは14.7.6のSonomaです。

まずは1つ目のメニューとなる「動画修復」から試しますが、その検証方法は以下の7パターンとなります。

  • ヘッダーデータ(先頭32バイト)の破損
  • ftypデータの破損
  • moovデータの破損
  • mdatデータの破損
  • 内部データ(中央部)の破損
  • ランダムビット破損
  • データ末尾の破損(容量の15%を切り捨て)

チャットAIに相談したところ動画ファイルの主な破損はこれらが原因とのことだったので、その破損状況を疑似的に再現するスクリプトを組んでもらい、その通りに壊したサンプルファイルの復元を試みるというわけですね。

単に動画ファイルといっても内部構造は思っているより複雑で、例えばMP4ファイルの場合、ATOMというボックス単位の構造があるようで、その中身がftypやmoovやmdatだったりするらしく、そのATOMを破損させたり、それとは関係なく先頭から32バイト分だったり、ランダムにビットを書き換えたり、末尾を数バイト削除するといった破損パターンにしています。

細かいスクリプトの中身については割愛しますが、実際にファイルが壊れる際にはどこが壊れるかはケースによりますし、同じフォーマットでも書き換わったり欠損するデータ量によって挙動が違って、一部破損の場合はそんなものなのかもしれませんけど、読み込ませるファイルによって結果もまちまちで、映像が乱れるものもあれば、同じ破損方法でも問題なく再生できてしまうものもあったので、全てにおいて再現性のある結果とは言い切れませんけどね。

そういった事情も織り込んだ上で、File Repairを使ってどんな結果が得られるのか試してみます。

ちなみにサンプルに使う元となる動画データはこちら。

※音が出ます。

前回記事でも紹介した新しく購入した3Dプリンターを走らせているところになります。

これをスクリプトに通すとものの見事に破壊され、7パターンのうち4つの動画は再生すらされなくなりました。

ちょうどヘッダーデータを破損させたものが再生できなかったので、1パターン目から見ていきましょう。

本来データが壊れてしまった場合はどこが壊れているか分からないと思うので、この方法が参考になるのか謎ですけど…w

そんなデータをFile Repairで修復するのは簡単で、拡張子が動画のファイルであれば動画修復メニューを選択して、以下の画面にファイルをドラッグ&ドロップするか、「動画を追加する」ボタンからファイルを選択するだけです。

するとデータが読み込まれるので、「すべてを修復」ボタンより修復します。

短い動画だからか、ものの数秒で完了画面が表示されました。

ここで生成されるデータが1つだったり複数だったりするかはものによりけりで、ヘッダーを壊したこのデータの場合は1つだけだったので、どのように修復されているか「プレビュー」にて確認して「保存」しても良いし、確認せずに「すべてを保存」から保存しても問題ありません。(すべてを保存すると複数データの全て保存されることになります)

ここでまず気付いていただきたいのが、先程アラートが出て再生できていなかったデータがFile Repairのプレビュー上で再生できていることです。

ただ見て分かる通り、動画の上下が逆さまになってしまっているし、元が10秒だった動画がなぜか12秒になっていたり、はみ出した2秒に音声はありませんでした。

また、修復したデータを保存し、そのファイルを開こうとしたら以下のようなアラートが。

これについては「続ける」を選択してもらえればそのまま動画を再生することは可能でしたが、その後QuickTime上で動画を回転させて保存しようとしても保存ができず、完璧に修復できているとは言えない結果となりました。

一応動画を回転させて保存するというだけならiMovieで読み込んで回転させてから保存し直せば向きを直すことは可能でしたが、よくよく確認したところ、映像と音がズレていることが分かり、それは編集ソフトを使っても修正することは不可能なため、1つ目となるヘッダー破損による修復は失敗ということになります。

案件記事なのに初っ端から幸先が悪すぎる…w

この音ズレの現象、僕としては見覚えがあって、iPhoneで撮影した動画を使っていたため、「可変フレームレート」によるものだと思ったのですが、その後別の固定フレームレートの動画データで検証しても同じようにズレてしまったため、iPhone撮影かどうかは関係なく、原因はFile Repairで生成される動画のフレームレートが25fpsで書き出されているからでした。(元動画が30fpsのため25fpsに変換されることで動画が伸び、音はそのままなので音ズレするという仕組み)

ただ、全て25fpsになるかと言うとそうでもなく、別のパターンでは30fpsのまま音ズレせずに生成されるパターンもあったため、あくまで推測ですが、フレームレートの情報が破損している動画の場合は25fpsになってしまうのかもという感じです。

これなぜ25fpsにしているのかただただ謎で、fps情報が分からなかったとしてもせめて30fpsにするでしょって思うんですが、もしやと思って調べてみたら、香港のテレビや映画の標準フォーマットが25fpsもしくは50fpsなんですって!(日本は30 or 60fpsが標準)

じゃあiPhoneとかも香港版は固定のフレームレートが25fpsにできるようになっているのか?と思って調べてみたら、カメラ設定内に「PALフォーマットを表示」というオプションがあり、それをオンにしたら本当に25や100fpsの設定が出てきて驚きました。

そういう意味だったんですね〜。

でも50fpsがないのは良いんですかね?

もしかしたら日本でいうヌルヌルの60fpsは、向こうでは100fpsが標準になっているということなのかもしれません。

おもしろーい!!…ってめちゃくちゃ脱線してしまいましたが、そういうことですw

その仕組みを理解した上でメーカーさんに伝えられることがあるとするなら、日本向けに広く使ってもらうためには環境設定か何かの項目を作って生成される動画のfpsを指定できるようにするか、言語環境によってソフト側で対応できるようにするか、今後のアップデートに期待ですかね。

そんな事情があり、動画の修復においては全てのパターンでこの問題がつきまとってしまい、現状において僕の検証環境ではどれも使えない修復結果となってしまったため、似たような環境にて動画修復をメインに検討していた方はお気をつけください

音と尺が関係なく、とにかく映像だけ見られるようにするという目的であれば使えなくはない、という感じでしょうか。

動画も長さが伸びている分、元よりほんの少しだけスピードが落ちているわけですからね。

そういったことを理解いただいた上で、一応残り6つのパターンに関しても修復結果がどうだったかを記載しておくと、以下の通りでした。(比較しやすいようにヘッダーの結果も記載)

破損パターン破損ファイルの再生File Repair修復結果
ヘッダーデータの破損×QuickTimeと互換のない、上下逆さで、25fpsで音ズレのある動画が生成。(再生はできるようになった)
ftypデータの破損×ヘッダー修復と全く同じ結果。(再生はできるようになった)
moovデータの破損×基本的にはヘッダー修復と同じ結果。ただし動画が2つ生成され、片方は音ズレはなかったものの、時間が半分の5秒のみしかなかった。(再生はできるようになった)
mdatデータの破損
(一部映像ブレあり)
3動画生成され、全てQuickTimeと互換がないといったことはないが、2つは音ズレと映像のブレがひどく、向きも音声も無事なものは元動画ほぼ同じといった印象で、修復はされていない。
内部データ(中央部)の破損
(一部映像ブレあり)
mdat修復とほぼ同じ結果。
ランダムビット破損
(ブロックノイズ多発)
2動画生成され、1つは元動画と変わらず、もう1つは上記まで同様上下逆さで25fpsだったものの、ブロックノイズはかなり軽減。
データ末尾の破損(容量の15%を切り捨て)×修復失敗。

※「破損ファイルの再生」は元データを破損させた状態で再生・プレビュー可能かを示しており、その上で修復結果がどうだったかをご確認ください。また、こちらは人為的に破損されたサンプルでの結果で、修復結果はあくまで参考であり、実際のケースと異なる場合があります

意外だったのはランダムビット破損の修復で、破損させた元データがこれで

それが修復後にこのようになっていて

※動画の向きはあとからiMovieにて回転させています。

fpsの問題(音ズレと映像伸び)はあるものの、元と比較したら思ったより頑張って修復できているなと。

何気にランダムビットとデータ末尾破損が一番修復されないと思っていたので、ランダムビット破損については、これで音ズレがなければ、ブロックノイズだらけのものをこのくらい直したい人はいるような気がするので、やはりfps問題はすぐにでも解決するべきだと思いましたね。

そして最後のデータ末尾の破損については予想通りで、データとして存在していないものを予想して修復できるわけもなく、そもそもデータとして認識されるための致命的な情報が消えてしまっているのか、読み込むことすらできず、検証としてはそういったパターンも見せられたことは良かったです。

なお、失敗したファイルには「高度な修復」なるボタンが表示され

試してみると「破損したデータと同じ機材で撮られた動画を読み込ませろ」とオプションが表示されたので

そんなサンプルファイルを混ぜ合わせる生成AI的なことができるの?!と少し期待して、破損前の元の動画データをサンプルとして提供してみましたが…

結局ダメでしたw

元ファイルを提供してダメなら何してもダメでしょと思うのですが、どういう条件の時にこれで成功するのか気になりましたね。

そういったところで、1つ目にして最も山場だった動画修復については以上です。

写真修復

まぁ動画の方は国によるフレームレートの違いというハンデがあったため、あまり結果が振るいませんでしたが、画像ならそういったこともないし、次の検証となる「写真修復」にいきましょう!

こちらも同じようにサンプルファイルを使って検証していきます。

用意した画像はこちら。

先程の動画で印刷して出来上がった3Dベンチと言われている船ですね。

動画とは破損させるデータ構造が違うため、画像修復とこの次のファイル修復については破損項目も変更しています。

  • ヘッダー(先頭32バイト)の破損
  • メタデータの破損
  • 内部データ(中央部)の破損
  • ランダムビット破損
  • データ末尾の破損(容量の15%を切り捨て)

というわけで早速修復を開始!

結果は以下の通りです。

破損パターン破損ファイルのプレビューFile Repair修復結果
ヘッダー(先頭32バイト)の破損×上下反転したが修復。
メタデータの破損そもそも破損ファイルが問題なくプレビューできているので修復の必要がないが、修復を通してもメタデータは戻らないし、色がない画像のみが生成。(つまり失敗)
内部データ(中央部)の破損
(一部ラインノイズあり)
色がない画像か、かなり低解像度な小さい画像のみ生成。(失敗)
ランダムビット破損
(複数ラインノイズあり)
複数ラインノイズの入った色がない画像か、かなり低解像度な小さい画像のみ生成。(失敗)
データ末尾の破損(容量の15%を切り捨て)
(画像上部欠損)
欠損した部分が修復された画像は出たが、かなり低解像度な小さい画像のみ生成。(失敗)

えー…、ほぼ失敗!w

これはちょっと逆に意外というか、動画が思ったより頑張っていたから画像はもっと検討するかと思ったのですが、全然ダメでしたね。

もしかしたら画像ファイルの方がちょっとしたことで壊れやすいといったことがあるのかもしれませんけど。

もちろん、あくまで今回は人為的な破壊による結果のため、これが全てだとは思わないように!

ちなみに、ランダムビット破損をさせた画像はこのような感じで

それで修復結果として出てきた画像2つがこれです。

※上記結果にて「色がない画像」、「低解像度な小さい画像」と記載しているものは全てこれ。

先程の結果からも分かるように、なんでこんなに色がなくなっちゃうんでしょうね?

Photoshopくらいとは言わないものの、もう少し使えるかと思っていただけに残念でした。

※こちらはPhotoshopのAI削除ツールにてランダムビット破損の画像(左)を修正した(右)例です。

また、恐らく解像度の低い画像の方はサムネ情報を拾って表示しているんだと思いますが、これだけ低解像じゃ使い物になりませんし、それこそそのために「高画質化」する機能があるわけですが、その機能を4倍サイズ設定でかけてみてこのくらいです。

まぁ元ファイルが160×120pxということを考えると頑張っていますかね。

そんな合わせ技をすることで多少なんとかなるとも言えるし、ヘッダー破損のような本来であればどうやっても開かない画像をちゃんと修復できているので、写真修復に関しては「壊れ方による」というのが大きいのかなと思いました。

その証明というわけではないですが、あとからメーカーの方にサンプルデータを提供いただき、画像のカラー情報を破損させた以下の画像ファイルの修復をしたところ

このように問題なく修復されましたからね。

ただ、僕のMac環境ではそもそも元の破損ファイルをプレビューすることはできなかったため、上のブロックノイズだらけの画像はWindowsでのプレビュー表示となります。

そういったOSによって破損ファイルがプレビューできたりできなかったりするため、修復結果においてもOSや環境によって変わる部分があるということです。

ファイル修復

こうなってくると次も心配ですが、「ファイル修復」の方はどうでしょうか。

メーカーの触れ込みとしてはWord・Excel・PowerPointといったOffice関連ソフトをはじめ、PDFやIllustrator・Photoshop等のAdobe関連ソフトの修復ができるとのことなので、ここではWordのサンプルファイルを破損させて修復を試みます。

ここでもChatGPTに架空の会社の議事録を生成してもらい、画像の時と同じく5パターンの方法で破損させました。

その結果がどうだったかというと…

破損パターン破損ファイルのプレビューFile Repair修復結果
ヘッダー(先頭32バイト)の破損×完全修復。
メタデータの破損
(開く際にアラートが出るが開くことが可能で、内部データに問題はなし)
メタデータが修復されるわけではなく、開く際にアラートは出るが開く。(修復前も同様)
内部データ(中央部)の破損
(スタイル情報が破損し、別フォントにて開く)
修復前と同様、スタイル情報が破損したまま開く。
ランダムビット破損×修復失敗。
データ末尾の破損(容量の15%を切り捨て)×別フォントになる以外は修復。(一箇所半角スペースが消失)

という感じでした。

一応ここまで3つのメニューの中ではこれが一番健闘したかな?

まぁ5パターンのうち2つしか修復できていないので、微妙と思われてしまうかもしれませんが、個人的には「データ末尾の破損」がフォントの種類以外普通に開けるようになっているのは結構凄いと思いましたけどね。

もちろんファイルの格納方式にもよると思うので、もっとデータ容量の多いもの(ページ数が多い等)の場合、重要な情報が欠けてしまう可能性もあるため、あくまで一例であることはご承知おきください。

修復まとめ

以上が修復メニューにおける結果で、まとめると

という結果になりました。

この書き方だとあまり良い結果でないように感じてしまうかもしれませんが、今回の検証は想定としてかなり厳しい条件で、検証の多くが内部データを「欠損」させていて、そういった存在しないものを予想して修復するというのはとても難易度が高く、それを修復するとなると難しいけど、ソフトとの互換情報が読めなくなってしまったものを修正して読めるようにするといったことは問題なくできるので、そういった理由で開けなくなってしまったデータを一度このFile Repairに通してみるというのは試す価値があると感じました。

データ欠損のパターンにおいても動画のランダムビット破損やWordのデータ末尾破損を修復できていますしね。

ただし、動画については25fps問題のせいで音ズレが免れず、一応やろうと思えば25fpsを30fpsに変換してから音だけ合わせ直すということをやれば元通りにできなくもない…という問題があることをお忘れなく、という感じでしょうか。(動画もデータ欠損ではなくコーデックが古いとか互換情報が読めないというような場合には、問題なく開くこともあるはずです)

とは言え、前項でも書いた通り、開けなくなってしまったファイルがあるとして、それのどこが破損しているかは調べようがないため、そのチャンスに賭けてこういったアプリを購入するというのはなかなかハードルが高いと思うので、そのために無料版を使うことでアプリ上でのプレビューまでは無料で確認して、そこでプレビューできるならエクスポートするために購入しても良いかもしれないし、できなければ買う必要はないということかなと思いました。

そう思うと無料版が用意してあるのはかなり良心的と言えますよね!

メインメニューとなるデータ修復については以上です。(音声修復については割愛)

さいごに

そういったところで、今回はTenorshareさんに提供いただき「4DDiG File Repair」をレビューしましたが、いかがでしたでしょうか?

ここまでの結果からも分かる通り、今回も一切忖度なく検証させてもらい、当記事内では主にMac版の動画・写真・ファイル修復機能を検証しましたが、個人的にはまだ発展途上だと思う部分が多いというのが正直な感想ではあるものの、データによっては問題なく開くものがあることは確認できたし、こういった検証を元にさらなる改良をしてもらえればより良くなると思うので、この記事がそういった今後のアップデートに貢献できれば嬉しいですね。

現状の修復力で月額プラン約30%オフの6,480円〜永久ライセンス約15%オフの13,980円というのは、お世辞にもおすすめできるとは言いづらいので。

4DDiG File Repair購入ページ
https://4ddig.tenorshare.com/jp/buy-4ddig-file-repair-for-mac.html

もちろん、無料版でファイルのプレビューができることを確認の上で、金額関係なくとにかく修復したいという場合は、是非ご購入いただければと思います。

Windows・Macどちらにも対応していますが、ライセンスは別になっていて、1ライセンスで複数OSにて使うといったことはできませんのでご了承ください。

なお、現時点であまり使えないかもしれないという点で代替案も検証してみたのですが、File Repairで修復可能だったものはChatGPTでも修復可能でした。

新機能であるWork機能を使うことになりますが、無料の範疇でもそこそこなファイル数を修復可能だったため、そういった手段も1つありなのかなと。

逆にFile Repairで修復できなかったものはChatGPTでも無理でしたが、動画についてはfpsの問題もなく音ズレせずに修復できたため、現状ではFile Repairよりも使える手段と言えてしまう結果となりましたからね。

ただしランダムビット破損の動画はChatGPTでは正しく修復されなかったので、fps問題さえ解決すればFile Repairを選ぶ理由になりそうです。

また、大したことのないデータであればそれで問題ないものの、例えば社外秘資料のようなものをChatGPTに入力するわけにはいかないと思うので、ヘッダー破損のOfficeファイルやPDFに限るかもですが、そういった場合にもFile Repairに一考の余地があるかなと思いました。

まぁFile Repairが本当に安全かどうかは確かめようがないですが、少なくともネットを遮断したオフライン状態でも全ての修復が可能だったため、アップロードしたファイルをネットを介してどこかに送信しているといった解析方法が取られていないのは大きな安心材料になりますよね。

そういったことも比較した上で、どのツールを使うかというのを検討いただくのが良いと思います!

おまけ:画像のカラー化

ちなみに、ChatGPTの話題ついでに最後の最後で興味深い検証を一例紹介しておくと、サブメニューである「画像のカラー化」について、以下のサンプルファイルを用意してカラー化を試みました。

こちらのファイルをモノクロ化したものです。

モノクロの仕組みを知っている人からするとこの時点で違和感に気付くかもしれませんが、これをFile Repairにてカラー化したものが以下です。

おいおい、なんでポストを白に塗ってるんだいと思う人もいるかもしれませんね。

そして同じファイルをChatGPTに投げてカラー化したものがこちら。

他の部分までとてもキレイに修復されているのが分かりますでしょうか。

さすがChatGPT!…なんてことを言いたいわけではなく、実はモノクロ画像の元のカラーデータがこちらになります。

そう、これどちらが正しく修復できているかって評価が分かれそうですよね。

個人的にモノクロデータ時点でポストが赤くないことは人間でも想像できるため、その点を評価するならFile Repairに軍配が上がるかなと思ったのですが、皆さんはどう思いますでしょうか?w(ポスト以外の部分が微妙なことは否めませんが…)

ChatGPTは自分でも説明していましたが、元画像に色を付けているわけではなく、イチから生成し直しているとのことで、細部までリアルに再現していますが、別物と言えば別物のため、ある種のハルシネーションが起きてしまっているとも言える結果だったのが、興味深いなと思いました。

まぁ逆にFile Repairの方はテキストによるプロンプト指示のようなものを追加できるとより細かい修正が可能かなとも思いましたが、この場合はポストをポストとして認識していないからこそ白で出てきていると思うと、物体を認識(学習)させてしまうというのも一長一短なんだなと思わされましたね。

もちろん、今のは少し意地悪な例でしたが、例えば以下のような画像が元の場合

※筆者撮影。左の画像をモノクロ化したものが右です。

File RepairとChatGPTはそれぞれこのような出力で、結果は歴然といったパターンもあるわけです。

結局こういうランドマーク的なものは学習量がものを言うので、そうなるとLLM(大規模言語モデル)の方が有利になりますし、一概にどちらが良い・悪いということを言いたいわけではありませんが、昨今チャットAI的なものを使うことはかなり一般的になってきているため、そういったものと合わせて手段を選ぶのがおすすめというのが、今回のような修復に特化したFile Repairアプリを触らせてもらった所感の総まとめといった感じですかね!

とても興味深い検証ができて個人的には面白かったですし、きっと今回検証した内容がこれからのアップデートに反映されると思うので、そんなFile Repairの成長を今後も見守っていければと思った次第です!!

というわけで本日のレビューはここで締めようと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました!

当サイトでは今回のようなパソコンやスマホに関連した情報を中心に、その他にも様々な内容の記事を掲載していますので、楽しく読んでいただけた方はサイトのブックマークやXのフォローをして、次の記事も読んでいただけると嬉しいです。

それでは、また次回もお楽しみにー!!

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