チューニングを制する者は楽器を制す…
というわけで(?)今回は去年発売されたTC ELECTRONICの新しいクリップチューナー『UniTune Clip(以下:UniTune)』のレビューです。
以前にPolyTune Clip(以下:PolyTune)のレビュー記事も書きましたが、今回はそのPolyTuneとの違いも含めご紹介したいと思います。
目次
外観と性能
見た目やサイズはPolyTuneとほとんど一緒ですね。
ロゴの文字が青いか赤いかでパッと見の判断ができる感じでしょうか。
操作感も大体一緒で、PolyTuneに慣れていれば特に説明書を見ることなく使うことができると思います。
UniTuneも±0.05%のクロマチック・チューニング・モードと、±0.02セントのストロボ・チューニング・モードという2つのチューニングモードがあるのですが、個人的には圧倒的に精度の高いストロボ・チューニング・モードがオススメです!
そもそもPolyTuneとUniTuneの違いは何かと言うと、全ての弦を同時にチューニングできる「ポリフォニック・チューニング」が出来るか出来ないか、というものになります。
このPolyTuneの全弦チューニング…時間がない時にどの弦が狂っているかパッと確認して、素早くその弦のみチューニングを直すって使い方としては確かに便利っちゃ便利なんですが、ちょっと信頼感に欠けるというか…自分の気持ち的に安心感がないというか…、やはりどうしても今までのクセもあって、ゆっくりチューニングできる時間がある時には一弦ずつちゃんとチューニングをする方が良い気がしていて、ほとんど使っていませんでした。
ただ、そうやって単弦のチューニングをしている時にも勝手に倍音に反応して、ポリフォニック・チューニングの画面になってしまう時がたまにあって、それが若干ストレスだったんですよね。
そんな時に発売になった今回の主役「UniTune Clip」はそのポリフォニック・チューニングの機能が省かれたものになっていて、待望のコレコレ!感w
高い精度はそのままに倍音に反応してポリフォニック・チューニングになることもなく、めちゃくちゃスムーズにチューニングを行えます!
また、PolyTuneはそういった機能もあったせいか、ボタンを長押しすることでギターモードとベースモードの切り替えがあったのですが、UniTuneではそれもなくなり、どちらにも素早く反応してくれるところもポイントだと思います。(ちなみにベースモードにするとポリフォニック・チューニングの機能は無効になります。)
以上のような部分がPolyTuneとの大きな違いとなります。
実際に比べてみた
さて、そんなUniTune Clipを実際に試してみましょう。
せっかくなのでPolyTune Clipも一緒につけて、挙動を見比べてみたいと思います!
どちらもばっちり反応していますね。
5弦ベースにもしっかり反応しているのがお判りいただけましたでしょうか?
クリップする場所によっては倍音で表示されることもよくありますけどね。決して故障ではありません。
楽器によっても違うと思うので、安定して反応する場所を探してみるのもポイントです。
さいごに
いかがだったでしょうか?
既にPolyTune Clipをお使いの方も、このUniTune Clipを持っていて損はしないと思います。
まだどちらも持っていないという方には是非このUniTune Clipをオススメします!!PolyTuneより1200円くらい安いですしね。
是非ご検討ください!
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