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【3Dプリンターの使い道】ボードゲームを作ろう!|FlashForge Adventurer3

投稿日:2021年7月29日 更新日:

2021年8月22日追記:この記事は個人での利用を前提に「モノを自作する」という楽しさを伝える目的で書いており、紹介する製品の不買を促したり、価値を下げるような意図は全くありません。誤解を招く表現があったため、冒頭部分のみ一部加筆修正させていただきました。

どうも!すっかり3Dプリンタラーの仲間入りを果たし、ここぞとばかりに3Dプリンターネタを乱投している当ブログ管理人のひびきです。

せっかく買ったんだからいっぱい活用して元取らなきゃね〜w

そんなわけで早いもので3Dプリンター購入からかれこれ4ヶ月、データ作成も印刷も新しい発見の連続で、毎日感動しながら相変わらず色々なものを作ってみています。

元々何か作りたいものがあって買ったわけではなかった僕ですが、使い方を覚えながら、これが出来るならこれも作れるじゃん!みたいな感じで、日々面白いアイデアを思い浮かべ、とても楽しい毎日を過ごしているので、せっかくこういった発信できるメディアも持っていますし、後世に情報を残しつつ、このロマンしかない3Dプリンターの魅力を少しでも伝えて仲間を増やせるよう共有させていただければなと。

そんな今回はタイトルの通り、3Dプリンターの活用方法の1つとして、ほとんどのボードゲームって3Dプリンターで作れるのでは?と気付いてしまったので、制作事例と共に紹介し、果たしてどのくらいの精度でボードゲームを再現することができるのかという検証が目的となります。

あと単純にこんな面白いボードゲームがあったのね?!っていうボードゲームの紹介も兼ねています。

手間やクオリティーを考えるとどう考えても販売されている商品を購入する方が良いので、ゲーム自体が面白そうと感じた方は各紹介項目の最初の画像と文字リンクから購入可能ですので是非ご購入いただけると!

この記事はあくまで造形物のモデリング練習として既製品のボードゲームを例にしているという内容になります。

それでは早速みていきましょう!

Quart(クアルト)を作ってみた

まず最初はこちらのボードゲーム「Quart」(クアルト)のご紹介から。

[ギガミック] Gigamic クアルト ミニ QUARTO MINI ボードゲーム

1991年発売のスイスの数学者が作ったゲームらしいんですが、皆さん知ってます?

僕は全然知らず、最近ハマってるオーイシマサヨシさんと加藤純一さんがやってるYouTubeチャンネル「ピザラジオ」にて紹介されているのを観て初めて知りました。

ルール含めて気になる人は是非動画を観てみてください!ピザラジ自体も他の動画も含めめちゃ面白いので。

簡単に説明すると「四目並べ」で、その並べる条件が縦・横・斜めの色だけではなく、形・特徴(穴)・高さが加えられていて、更に相手の駒を自分が選ぶというルールが追加された新感覚四目並べになっているという感じですね。

相手が揃わないように自分は揃えていきつつ、残りの駒数も見ながら相手に渡す駒を選ぶということになるので、かなり色んなことに注意しながら進めていくことになって、同時に色々なことを思考するマルチタスク脳を鍛えられそうなゲームになっています。

先ほどの商品画像をチラっと見ても何となく分かる通り、このゲームには色違いの16個の駒が必要で、色毎に対になっているため、形としては8種類あれば良いわけなんですが、製品版と同じように木で作ろうとすると木工旋盤が必要そうなキレイに作るのが難しいそうなところ、こういう単純な形のものこそ力を発揮するのが3Dプリンターなんです。

というわけで早速モデリングしてみましょう!

素人の僕でもFusion360にて、ものの1時間くらいでモデリング出来てしまう単純構造でした。

公式のサイズとかがあるのかは分かりませんが、もちろん触ったことはないので、なんとなくの見た目の雰囲気で幅2cm、高さは5cmと3cmにしています。

駒を置いていくボードは印刷サイズの問題とフィラメントの節約も考えて、台にはせずただの枠だけに。

データが出来たらFlashPrintに並べて色毎にフィラメントを替えて印刷するだけで、この通り!

色違いの茶色のフィラメントを買えばもっと本物っぽかったかもですが、そこまで違いの分かりやすい茶色のフィラメントが売っていなかったので、白黒で代用しました。

枠の方は少しでも雰囲気を出すために木質フィラメントを使ってこんな感じに。

ちゃんと全ての駒が枠内に収まります。

下記の状態でクアルトしてるんですが、なかなか気付けなさそうですよね。(4つ並ぶところを見つけたら「クアルト」って言いながら駒を置いた方の勝ち)

※斜めが「低い」で揃っています。

こんな感じでいとも簡単に販売されているようなボードゲームを自作出来てしまう、それが3Dプリンターなんです!←

NOCCA×NOCCA(ノッカノッカ)を作ってみた

続いてはこちら。

NOCCA × NOCCA(ノッカノッカ)第二版

UNDANOGA(ンダノガ)というプロダクトチームの作成した「NOCCA×NOCCA」(ノッカノッカ)というボードゲームになります。

NOCCA×NOCCA公式ページ

こちらも例のごとくピザラジで知りましたw

さまぁ〜ずのYouTubeチャンネルでも紹介されていて、どちらもこのゲームの面白さがよく分かるので、是非ご覧ください。

ルール概要としてはプレーヤーが白黒それぞれに分かれ、お互い端から1マスずつ駒を進め、相手側の陣地に1駒でも入れれば勝ちという単純なゲームで、その名前の通り相手の駒の上に乗っかって動きを封じることが出来るというものになっています。(全ての駒の上に乗っても勝ち)

ルールも単純だし、使う駒もただのサイコロ型とどう見ても簡単に作れそうw

ということで早速制作してみました。

はい、終了w

これさえ作れてしまえば完成したも同然ですからね。

立方体の角を丸めるだけだとこうはならなかったので、立方体を作った後で球体で抜くという方法でモデリングしています。

本家のサイズはもう少し大きいようでしたが、こっちはボードも板状で作成しようと思ったので、印刷できる最大サイズに合わせて少し小さ目に作りました。(駒は一辺1.2cmの立方体です)

印刷してから気付きましたが、球体で抜いた角の端も丸めてこんな感じにしても良かったかなぁと。

丸っこい方が可愛いけど、まぁそんな大きな違いでもないし、珍しく印刷が一発で上手くいったので、完成品はちょっと角ばってるけど許してw

ボードの方はこんな感じでマス目を少しだけ凹ませて表現しています。

ピザラジで使われている第一版は厚紙を使っていたようですが、今販売されている第二版ではさまぁ〜ずチャンネルでも使われている半透明のプラシートになったみたいですね。

図柄の印刷は出来ないので割愛して、目指す陣地の色分けは下記のような板を印刷してボードに嵌めることで再現しました。(本気出せば線とかも凹ませて表現は出来るはず)

※本家にはNOCCAの文字が入っていますが、文字のような細かいものはキレイに印刷出来ない可能性が高いのでそこも省略。

データが完成したらこちらも色毎にフィラメントを替えて印刷して…

出来上がり!

どうよ!本家に負けないクオリティーじゃない?!

もちろん問題なく遊べました!

小さいから少し慎重に動かさなきゃだけど、ちゃんと乗っかれます。

というわけでNOCCA×NOCCAも無事に攻略!!

ちなみにNOCCA×NOCCAはスマホゲームでも出ているようなので、現代であればそれで充分かもですね。(ここまで書いて元も子もないこと言うなw)

立体将棋: ノッカノッカ-オンライン対戦が楽しいボードゲーム

立体将棋: ノッカノッカ-オンライン対戦が楽しいボードゲーム

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製品版と違ってスマホ版ならではのルールとかもあるみたいなので、興味のある人は是非!

Geister(ガイスター)を作ってみた

まだ続くの?って思ってます??w

これが最後だからもう少し付き合って!ww

そんな最後はドイツ発祥の2人用ボードゲーム「Geister」(ガイスター)です。(ドイツ語で幽霊の意)

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1982年からあるらしいのに今まで一回も名前すら聞いたことすらなかったんですが、皆さんは知ってました?w

発売後出版社や名前を変えて「Fantasmi」(ファンタスミ)という名前でも発売されてるらしい。(こちらはイタリア語で幽霊の意)

今回も情報源は言わずもがなピザラジねw

先ほど同様さまぁ〜ずのチャンネルでも紹介されていました。

ボードゲームってYouTubeでも結構人気なジャンルみたいですね!

そんなGeisterのルールは、お互い背中に青い印の付いた「良いお化け」赤い印の付いた「悪いお化け」を4体ずつ、計8体を盤面に配置して、印が見えない状態で駒を動かしていき、勝利条件は

  • 相手の「良いお化け」を4体全て取る
  • 自分の「悪いお化け」を相手に4体全て取らせる
  • 「良いお化け」で相手側の盤面端の脱出口から外に出す

という3つになります。

ルールは単純でありながら、どれが良いお化けか悪いお化けか分からない状態で進行するので、心理的駆け引きもあって駒を取る度に盛り上がるんですよ!

こりゃまた面白そうだと制作することを決めたんですが、紹介の通り、これまでのゲームと違って今回の駒は「お化け」になっているため、一体作れれば完成ではあるもののちょっと形が複雑です。

これが作れればボードゲーム制作も卒業だろうということで、自身への最終課題として制作に取り掛かることにw

円筒形の胴体に目の部分を丸くくり抜いて、背中の印を付ける部分とそこから下に伸びる尾ヒレ(?)のようなものまでは一瞬で作れたので、楽勝かと思いきや

本家製品の画像を見るとこの尾ヒレ部分が足下でニョキっと後ろに伸びているのが分かります。

※引用元 – 「ガイスター」─戦略とハッタリのチェス風ゲーム─|さいころテーブル

別にこの通りに作らないとゲーム性が失われるわけでないので無視しても良いんですが、僕にとっては卒業課題なので妥協してはいけませんw

色々なアプローチ方法がある気がしながらも、これまで作った立方体や球体の変形とは違いますし、しかもCADソフトの使い方も相変わらずほとんど分かっていないので苦戦すること数日…。

こんなパターンも作ったりしましたが、微妙に違うんですよね。

諦めきれずにあーだこーだと試して、最終的にはいつかは使いこなせるようにならなくはいけないFusion360の「フォーム機能」の使い方を勉強して、こんな感じに仕上がりました。

美しいかと言われると微妙だし、再現性が低いのがあまり納得いってないんですが、今の僕にはこれが限界でした…。

ま、今後も精進ということで早速印刷!w

出来上がった時の画が中国の「兵馬俑」を思い起こさせて思わず撮影w生まれたての印刷物っていつも可愛い←

印刷後は背中の窪みに昔使って余っていたラインストーンを埋め込んで完成です!

本家通り青と赤にしても良かったですが、今後ラインストーンなんてそうそう使わないし、持っていたのがちょうどシルバーと黒のラインストーンだったので、良いお化けと悪いお化けを表現するのに最適じゃん!と思ってこのようにしてみました。

なかなか良いアイデアじゃない?

頑張ってモデリングした足元の部分もキレイに印刷されていて、仕上がりとしては本家のとかなり近くなったんじゃないかなと。

でも生まれた時はあんなに可愛かったのに、白背景に並べたら若干の怖さが…。

さすがお化けなだけあるやんw

そしてGeisterの場合は盤面まで3Dプリンターで作るとサイズ的にパーツを4分割しないと無理で、遊ぶ準備をするのも保管も面倒だなと思ったので、本家も紙だろうし、イラレで一瞬で作ってプリントアウトする方法を採用しました。

そんなこんなで無事に完成!

おー、それっぽいじゃない!!

こんな感じでお互い手前の8マスに良いお化けと悪いお化けを好きに配置してゲームスタートとなります。

この並べ方にも色々な戦術が出てくるといった感じですね。

ちなみにめちゃくちゃ余談ですが、Geisterの歴史を調べていたところ、その後日本にて「天空盤」というボードゲームが発売され、こちらは駒こそ天使の形になっているものの、ルールはGeisterと全く一緒で、パクリだなんだと当時軽く騒動になっていたみたいです。

こういったゲームってルール自体に著作権はなく、だから「オセロ」は商標が取られているから名前は使えないけど、同じルールで「リバーシ」ならセーフみたいなことを聞いたことがありますが、どうなんですかね?

逆にゲームで使われる駒に関してはデザイン的な著作が発生するから天空盤では駒だけオリジナルにしてるんでしょうけど、かと思えば立方体や円柱といった普遍性のあるものに関してはそのデザインは著作物とはなりづらいため、例えばQuartやNOCCA×NOCCAの駒とかは著作物とは言えないでしょうし。

この件、調べてみるとかなり奥が深そうで個人的に興味深かったですが、今回の記事とは全く関係ない方向へ進んでしまいそうなのでここら辺にしておきますw(気になる人は調べてみて)

一応そんなこともあり、いつもならここまでの3Dプリントデータを配布するところですが、作者への敬意を払い今回データの配布は行いませんので悪しからず!

まぁ見ていただいた通り難しいデータではないと思うので、皆さんも自分への課題のつもりでチャレンジしてみると良いのではないかなと!!

さいごに

というわけで、今回は3Dプリンターの使い道としてボードゲームを作って楽しんじゃおう!というのをご紹介させていただきました。

ボードゲームのように見た目の同じ駒が複数必要となった場合、完全に手作りとなると個体差が出てしまう可能性が高いですが、3Dプリンターであれば高い精度で同じものを量産出来るので、かなり相性が良いと思いましたね。

あとはアイデア次第で完全独自のオリジナルボードゲーム開発だって夢じゃないんですから!

こんなことを素人が軽々しく言うとそんな簡単じゃねーよって開発者の人に怒られそうですけどw

とは言え、また1つ夢が膨らみました。

可能性無限大の3Dプリンター、引き続き活用方法を模索していければなと!

前回書いたフィラメントボックスの制作記事も好評なので、こちらも合わせてお読みいただけると嬉しいです。

それでは、また次回もお楽しみにー。

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